こんにちは、阿久梨絵です!
バックアップは、パソコンのデータを守るために非常に重要な作業です。しかし、 Windows パソコンには「コントロールパネルのバックアップ」と「 Windows バックアップ」の二つのバックアップ方法が存在し、それぞれ異なる特徴と使い勝手があります。この記事では、それぞれのバックアップ方法の違いとどちらが使いやすいかを詳しく解説します。
コントロールパネルのバックアップ
コントロールパネルのバックアップは、 Windows の伝統的なバックアップ機能であり、特に Windows 7や Windows 8などで一般的に利用されてきました。
主な特徴
・システムイメージの作成: システム全体を丸ごとバックアップする機能です。システムクラッシュやハードウェアの故障時に、完全に同じ環境を復元することができます。
・ファイルとフォルダの選択: 特定のファイルやフォルダのみを選んでバックアップすることが可能です。
・スケジュール設定: 定期的なバックアップスケジュールを設定することで、自動的にバックアップを行うことができます。
手順
1.Windowsの「コントロールパネル」-「システムとセキュリティ」をクリックします。
2.「バックアップと復元( Windows 7)」を選択して、バックアップ先やバックアップするファイルを指定します。
Windows バックアップ( Windows 10/11)
Windows 10および Windows 11では、新しいバックアップ機能が追加され、より使いやすく効率的になりました。特に「ファイル履歴」と「OneDrive」の統合が注目されています。
主な特徴
・ファイル履歴: 個々のファイルやフォルダの変更履歴を追跡し、必要に応じて過去のバージョンに復元することができます。これにより、誤ってファイルを削除したり変更を元に戻したい場合に便利です。
・OneDriveとの統合: クラウドストレージであるOneDriveと連携することで、データをオンライン上に安全に保管し、どこからでもアクセスできます。
・簡単な設定: ユーザーフレンドリーなインターフェースで、簡単にバックアップの設定や管理ができます。
手順
1.「設定」から「更新とセキュリティ」を選択します。
2.「ファイルのバックアップ」をクリックして、バックアップ先やバックアップするファイルを指定します。
どちらが使いやすい?
コントロールパネルのバックアップ
・メリット: システム全体のバックアップが可能で、完全な復元が必要な場合に非常に有効です。
・デメリット: 設定がやや複雑で、初心者には扱いにくい場合があります。
Windows バックアップ( Windows 10/11)
・メリット: ユーザーフレンドリーなインターフェースで、簡単に設定・管理が可能。ファイル履歴やOneDriveとの連携により、データの保護が強化されます。
・デメリット: システム全体のバックアップには向いていませんが、個々のファイルやフォルダの管理には最適です。
まとめ
使いやすさの観点から見ると、 Windows バックアップ( Windows 10/11)の方が初心者にも扱いやすく、日常的なデータ保護には適しています。一方で、コントロールパネルのバックアップは、システム全体のバックアップが必要な場合に強力なツールとなります。
自分のニーズに合わせて、どちらの方法を使うかを選ぶと良いでしょう。定期的なバックアップを行うことで、万一のトラブルにも安心して対処できます。
阿久梨絵でした!