こんにちは、阿久梨絵です!【2025.8.5記事修正】
「べき乗」って聞くと、ちょっと数学っぽくて難しそう…と思うかもしれません。
でも実は、コンピュータやITの世界では頻繁に登場する重要な概念なんです。
そして、 EXCEL でもべき乗の計算はとても簡単にできます。
べき乗とは?
べき乗とは、ある数を何回か掛け合わせること。
たとえば
・2の3乗 → \( 2 \times 2 \times 2 = 8 \)
・5の2乗 → \( 5 \times 5 = 25 \)
つまり、「○の△乗」は「○を△回掛ける」という意味です。
ITの世界でのべき乗の重要性
コンピュータは2進数(0と1)で動いています。
そのため、2のべき乗は非常によく使われます。
| 式 | 結果 | 用途例 |
|---|---|---|
| 28 | 256 | 1バイトの最大値(0〜255) |
| 210 | 1024 | 1KB(キロバイト)の定義 |
| 216 | 65536 | ポート番号の最大数 |
| 232 | 約42億 | IPv4アドレスの総数 |
こうした数値は、ネットワーク・メモリ・ストレージ・暗号技術など、さまざまな場面で登場します。
EXCELでべき乗を計算する方法
EXCELでは、べき乗を2通りの方法で計算できます。
方法①:関数を使う(POWER関数)
=POWER(2, 10)
→ 「2の10乗」を計算。結果は 1024。

方法②:記号を使う(^ 演算子)
=2^10
→ 同じく「2の10乗」。結果は 1024。

どちらも結果は同じですが、関数形式で統一したい場合はPOWER関数、
シンプルに書きたい場合は ^ を使うのがおすすめです。
応用例:表の中でべき乗を使う
たとえば、以下のような表で「2のべき乗」を自動計算したいとき
| n | 2のn乗 |
|---|---|
| 1 | =2^A2 |
| 2 | =2^A3 |
| 3 | =2^A4 |
このように、セル参照と ^ を組み合わせることで、柔軟なべき乗計算が可能になります。
まとめ
・べき乗は「○を△回掛ける」こと
・IT分野では2のべき乗が頻出(例:1024、65536など)
・EXCELでは `POWER関数` または `^` を使って簡単に計算できる
・表や関数と組み合わせれば、応用も自在!
「べき乗って何?」から「 EXCEL でどう使う?」まで、この記事でしっかり理解できたら嬉しいです。
阿久梨絵でした!
