Web 環境の引っ越し中に、DNS変更前に新旧環境にアクセスする方法

Web 環境の引っ越しで、現環境(A社レンタルサーバ)から新環境(B社レンタルサーバ)に引っ越しするケースがあるかと思われます。

レンタルサーバ会社によって、このような状況下を考慮して新環境にアクセスできるような仕様を提供しているケースもあります。

そのような仕様が提供されていないとき、
DNSサーバー変更しない限り、新環境使えない。。。
ここで変更すると、現環境が使えない。新環境は構築段階。。。

こんな状況において解決策を探ってみました。

新環境でHPを再構築するに当たり、同一期間内において同一ドメイン複数サーバに存在して、新環境で構築作業を可能にすることを焦点にしています。

前提条件
現環境の運用はそのまま。新環境確認後、即切替。
DNSは、現環境のまま。
・新環境でレンタルサーバ契約・ドメイン設定まで完了

この状態では、新環境でWordPressのインストール(新たにインストール先にフォルダを設定)まで問題なく対応できます。

ここで、URLを入力してHPを起動する(http://xxx.com/wp/wp-login.php)と、現環境HPで、「該当するページが見つかりません。」が表示されます。一瞬、現環境を壊した感で焦ります。

現環境で、http://xxx.com/wp/wp-login.phpが該当しないことで、エラーになったと言えます。


対処方法
1.新環境のレンタルサーバ会社のコントロールパネルでサーバー情報を参照します。

2.IPアドレス、IPv4コピー(メモ)します。
以下は、さくらインターネットの画面です。

3.パソコンのエクスプローラーで、Windows\System32\drivers\etc フォルダに移動します。
4.hostsファイルを探します。
ファイルがない場合、hosts.sam(サンプル)があるはずなので、このファイルの拡張子(.sam)を削り拡張子なしにします。
書き込み許可権限がない場合、ファイルのアクセス権限の変更が必要になります。

5.hostsファイルを開いて、行追加して、IPアドレスとドメイン名を設定して保存します。

IPアドレス(123.456.789.012) ドメイン名(aqlier12345.com)の場合。

6.この状態でURLを入力すると、新環境で構築作業ができます。パソコン固有なので、未設定のパソコンでは、現環境しかみれません。
また、設定したパソコンでは、hostsを変更しない限り、現環境にアクセスできません。

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