EXCEL WPS SpreadSheetsシートの表でいろいろな操作を行っていますが、唯一イラっとする操作がありました。
それは、非表示にした行を含んだ行に複数行の値を貼り付けたいときです。
見えない行に値がセットされて「どーするんだ!」と言いたくなるような状況を何度も見てきました。
それを解決したく、、、お正月の空いた時間も手伝ってこれを解決しました。
サンプル
該当する4行に他の表の値をセットする方法になります。画面では、WPS Spread Sheetを使用しています。
表
セットする値
普通にコピペ操作すると、非表示行にもコピーされてしまうので、以下の表示になります。再表示すると、意図しない箇所に値がセットされています。
対処方法
1.セルに抽出条件(フィルター)をセットします。今回、列2に「1」がセットされている行を対象とします。行の非表示と同等の表示になりますが、フィルター操作でないとこの操作はできません。
2.表の行を選択して「検索と選択」-「ジャンプ」を選択します。
3.「ジャンプ」画面ー「ジャンプ」タブで、「可視セル」を選択して「ジャンプ」を押します。
4.コピー元をコピーして、貼り付けるセルで右クリックして「可視セルに貼り付け」を選択します。5.該当する行に、値が貼り付けられます。
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2024.11.23追記
Excelの標準機能では可視セルのみの貼り付けは直接的にサポートされていないため、手動での操作やVBAマクロの利用が必要となります。EXCELで検証した結果、動作が想定通りに対応できないため、Microsoftに問い合わせを行い、内容を変更しました。この制限は、Excelのデフォルトの動作および設計に基づいており、可視セルのみを簡単に選択・貼り付けするための専用機能がないためです。ご不便をおかけして申し訳ございませんが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
タイトル:EXCEL で非表示行に値を貼り付けない方法 からWPS SpreadSheetsで非表示行に値を貼り付けない方法【変更】 に変更しました。
WPS Officeでは、可視セルのみを選択してコピー・貼り付ける機能が提供されていますが、Microsoft Excelではこの機能が直接的には提供されていません。そのため、Excelで可視セルのみを貼り付ける場合、以下のようなVBAマクロを使用する必要があります。
VBAマクロを使用する方法(調査までで検証していません。)
以下のVBAコードを使用して、可視セルのみをコピーして貼り付けることができます:
Sub PasteVisibleCells()
Dim rng As Range
Set rng = Selection.SpecialCells(xlCellTypeVisible)
rng.Copy
‘ 貼り付けたい場所に移動して、以下のコードを実行
rng.PasteSpecial Paste:=xlPasteAll
End Sub
これらの方法を試すことで、Excelでも可視セルのみを貼り付けることが可能になります。
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2024/11/25追記
関連記事:Google スプレッドシートで可視セルだけにデータを貼り付ける方法
2024/11/26追記
関連記事:iCloudの Numbers で可視セルにデータを貼り付ける方法