WPS SpreadSheetsで非表示行に値を貼り付けない方法【変更版】

こんにちは、阿久梨絵です!【2025.2.26記事修正】
日々の仕事で WPS SpreadSheetsやExcelを使っていると、非表示にした行に誤って値を貼り付けてしまうことがあり、困ってしまうことはありませんか?
今回は、 WPS SpreadSheetsを使って非表示行に値を貼り付けない方法について解説します。

非表示行に値を貼り付ける際の問題

WPS SpreadSheetsやExcelで、非表示にした行を含む範囲に複数行の値を貼り付けると、意図しない箇所に値が貼り付けられてしまいます。これは非常にイライラする問題で、特に大規模なデータを扱う場合には厄介です。

対処方法

この問題を解決するための具体的な手順は以下の通りです。

サンプルの表

セットする値

NGのパターン
普通にコピペ操作すると、非表示行にもコピーされてしまうので、以下の表示になります。再表示すると、意図しない箇所に値がセットされています。


1.対象となる列に抽出条件(フィルター)をセットします。例えば、列2に「1」がセットされている行を対象とします。

2.行の非表示と同等の表示になりますが、フィルター操作を使うことでこの方法が可能です。

3.表の行を選択し、「検索と選択」-「ジャンプ」を選択します。

4.「ジャンプ」ダイアログで「可視セル」を選択し、「ジャンプ」を押します。

5.コピー元をコピーし、貼り付けたいセル右クリックして「可視セルに貼り付け」を選択します。

6.これで、該当する行にのみ値が貼り付けられます。

Excelでの対処方法

Excelでは、可視セルのみの貼り付けは直接的にはサポートされていません。そのため、手動での操作やVBAマクロの利用が必要になります。

VBAマクロを使う方法: 以下のVBAコードを使用して、可視セルのみをコピーして貼り付けることができます。

Sub PasteVisibleCells()
Dim rng As Range
Set rng = Selection.SpecialCells(xlCellTypeVisible)
rng.Copy
‘ 貼り付けたい場所に移動して、以下のコードを実行
rng.PasteSpecial Paste:=xlPasteAll
End Sub

まとめ

WPS SpreadSheetsで非表示行に値を貼り付けない方法を活用することで、データの管理がよりスムーズになります。Excelでも同様の結果を得るためには、VBAマクロを使用する必要がありますが、これらの手順を覚えておくと非常に便利です。
阿久梨絵でした!

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