eLtax で「カードの接続に失敗しました。」のメッセージが出た時の対処方法

年明け1月中に税務関連の手続きで、年始早々のサービス開始時に eLtax で手続きを行いました。
昨年のeLtax手続きで、PC環境問題があり苦戦しましたが、今年はその基盤ができているので「すんなり・・・」といけるはずでした。

途中までは、問題なく昨年の手順をもとに「手入力すべし!」のキーワードとPCdeskのナビゲーションで進みましたが認証局に電子署名を行う処理で「MNE008E カードの接続に失敗しました。」のメッセージが出て手続きが中断しました。
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eLtaxのHPを参照すると、カードリーダーのドライバが古い、あるいはドライバが破損しているので、再インストールで対処すれば解決できそうな説明がありました。

これに従って、ドライバをインストールしましたが、同じメッセージが出たので、eLtaxのサポートセンターにメールを送信して回答を待つことにしましたが、数日経過しても連絡がないので、ネットで情報収集して再度設定を行いました。

使用環境
・WindowsPC
・ICカードリーダ SONY Felica RC-S330(※RC-S370も同じ現象が発生する可能性が高いです。)

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対応したポイント

1.カードリーダーのドライバを削除します。インストールされていない場合は次へ。

NFCポートソフトウェア リムーバーを以下URLよりダウンロードして起動します。起動後はPC再起動を行います。
https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/download/felicaportsoftware.html

2.カードリーダーのドライバを最新化します。
1のURL画面から、NFCポートソフトウェア(旧FeliCaポートソフトウェア)をダウンロードして起動します。

3.ドライバの動作確認で、鉄道系IC(PASMO)で読み取りで動作確認をします。(ドライバの動作確認になるので、任意対応です。)
楽天EDY(Edy Viewer)の読み取りは、NGでした。

4.公的個人認証サービスでクライアントソフトをダウンロードして、インストールします。
https://www.jpki.go.jp/

5.Windowsマシンのメニュー(ウインドウズボタン)を起動して、「公的個人認証サービス」ー「ICカードリーダー設定」を起動します。
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6.「PC/SC対応」を選択して、ICカードリーダライタ名称を選択します。
使用したFelicaでは「ICカードリーダを自動検出する」を選択してもNGで、ICカードリーダライタ名称も空欄でした。

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7.「ICカードリーダライタ名称」が空欄なら、「PC/SC アクティベーター for Type B」のソフトウェアが必要で、以下URLを参照してダウンロード・インストールします。

https://www.sony.co.jp/Products/felica/consumer/download/pcscactivator.html

8.インストール完了後、「ICカードリーダライタ名称」ー「PC/SC対応」のICカードリーダライタ名称を選択して「設定」ボタンを押します。

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9.PCdeskで中断した手続きから再開して電子署名を行うと、電子署名の読み取りが可能になりました。

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書面作成でお役所周りした方が、時間的に短時間だったかもしれません。来年こそは、「すんなり・・・」いきたいものです。

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2019.01.31追記

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