こんにちは、阿久梨絵です!
GA4 のベンチマークに表示される「同業他社の中央値と範囲」。
これは ユーザーがどこかで設定した“業種”を直接参照しているわけではありません。
実際には、Google が複数の情報を組み合わせて自動的に分類しています。
1. 業種(Industry)設定は“Google側が推定”している
GA4 には「業種を手動で設定する項目」がありません。
そのため、Google は次のような情報から 自動的に業種を推定しています。
・サイトやアプリのカテゴリ(Google の内部分類)
・コンテンツの種類(URL構造・メタ情報など)
・Google 広告や Search Console との連携情報
・アプリの場合はストアカテゴリ(App Store / Google Play)
つまり、ユーザーが明示的に設定しているわけではなく、Google が判断しているという仕組み。
2. 地域(国内/海外)は限定されていない
「同業他社」は 全世界の GA4 利用プロパティが対象です。
・日本だけのデータではない
・世界中の同カテゴリのサイトが含まれる
・その中から統計的に十分な母数があるグループを形成
そのため、
“国内の同業”というより、グローバルな業界平均に近いと考えるのが自然。
3. 母数は非公開だが、一定以上の規模がある
Google は具体的な数を公開していませんが、ベンチマークが表示されるには条件があります。
・データ提供設定(ベンチマーク共有)がオンのプロパティ
・同じ業種カテゴリに属するプロパティが一定数以上
・統計的に意味のあるデータ量がある
つまり、数件だけの比較ではなく、十分な母数がある状態でのみ表示されるということ。
4. ユーザー側で変更できる設定はない
「同業他社の分類を変えたい」という要望はよくあるけれど、
GA4 では 業種カテゴリを手動で変更する方法は提供されていません。
Google の内部ロジックに完全に委ねられています。
まとめ
GA4 の「同業他社」は、次のように決まっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 業種の決定方法 | Google がサイト/アプリ情報から自動推定 |
| 地域 | 国内限定ではなく 全世界のプロパティが対象 |
| 母数 | 非公開だが、統計的に十分な規模 |
| ユーザー設定 | 手動で変更不可 |
GA4 のベンチマークは、私たちが意識しないところで多くの情報を組み合わせながら、最適な比較対象を自動的に選び出しています。国内外を問わず幅広いデータを参照しているため、必ずしも“自社と完全に同じ条件のサイト”だけが並ぶわけではありませんが、全体の傾向をつかむ指標としては十分に役立ちます。数字そのものよりも、そこから読み取れる動きや変化に目を向けることで、より落ち着いた判断ができるはずです。
阿久梨絵でした!
