こんにちは、阿久梨絵です!
Google AdSense と Google Search Console を併用していると、両者の「表示回数」が一致しない状況がよく見られます。
この差異は不具合ではなく、両ツールが測定している対象や集計方法が異なることによって生じるものです。
本記事では、両者の指標の違いと誤差が発生する理由について整理します。
1. AdSense と Search Console は測定対象が異なります
まず前提として、両ツールは同じ「表示」という言葉を用いていますが、測定している対象はまったく異なります。
Search Console の「表示回数」
・Google 検索結果にページが表示された回数を指します。
・クリックされなくてもカウントされます。
・検索クエリごとに集計されるため、同一ページでも複数回表示されることがあります。
Search Console は、検索ユーザーに対する露出量を示す指標です。
AdSense の「表示回数」
・ページ上で広告が読み込まれた回数を指します。
・広告ユニット単位でカウントされます。
・ページビュー数とは一致しません(広告ユニットが多いほど増えます)。
AdSense は、広告のインプレッション数を示す指標です。
2. 数値が一致しない主な理由
測定対象の違い
Search Console は「検索結果の表示」を測定し、AdSense は「広告の表示」を測定しています。
このため、両者の数値が一致することは基本的にありません。
集計タイミングの違い
・Search Console は最大 2〜3 日の遅延が発生します。
・AdSense は数時間程度の遅れでほぼリアルタイムに近い更新が行われます。
同じ日のデータでも、更新タイミングの違いによって数値が揃わないことがあります。
広告ユニット数の影響
1ページに複数の広告ユニットを配置している場合、1ページビューで複数の広告表示が発生します。
そのため、AdSense の表示回数はページビューより多くなる傾向があります。
広告が読み込まれないケース
以下のような状況では、Search Console にはカウントされますが、AdSense にはカウントされません。
・広告ブロッカーの使用
・通信エラー
・ページ離脱が早い
・広告在庫不足による未配信
これらも差異の原因となります。
Search Console の集計範囲の広さ
Search Console は、
・複数の検索クエリ
・Discover
・画像検索
なども含めて表示回数を集計します。
そのため、数値が増えやすい傾向があります。
3. どの程度の誤差が正常か
結論として、数十%程度の差異は正常範囲 と考えられます。
Search Console の表示回数が多く、AdSense の表示回数が少ないという状況は一般的であり、異常ではありません。
4. ツールの使い分けについて
| ツール | 主な用途 | 注目すべき指標 |
|---|---|---|
| Search Console | SEO 分析 | 表示回数、CTR、掲載順位 |
| AdSense | 収益分析 | 広告表示回数、収益、RPM |
両者は目的が異なるため、同じ指標として比較する必要はありません。
まとめ
・AdSense と Search Console は測定対象が異なります。
・集計タイミングや広告読み込み状況によって差異が生じます。
・数値が一致しないのは正常であり、異常値ではありません。
・それぞれのツールは用途に応じて使い分けることが重要です。
両ツールの数値が揃わないと不安に感じることもありますが、その背景を理解しておくことで、必要以上に悩まずに済むようになります。大切なのは、どちらか一方の数字に振り回されるのではなく、それぞれの役割に応じて適切に活用していくことです。指標の違いを正しく理解し、目的に合わせてデータを読み解くことで、サイト運営はより安定した判断ができるようになります。
阿久梨絵でした!
