こんにちは、阿久梨絵です!
SQL は「難しそう」という印象を持たれがちですが、実は押さえるべきポイントを理解しておくと、操作が驚くほどスムーズになります。
この記事では、日常的なデータベース操作をラクにするために 知っておくと便利な SQL の基礎 をまとめています。
1. SELECT は「順番」がすべて
SQL は英語のように書けると言われますが、書く順番と実行される順番が違う ため、混乱しやすい部分です。
書く順番
SELECT → FROM → WHERE → GROUP BY → HAVING → ORDER BY
実行順序
FROM → WHERE → GROUP BY → HAVING → SELECT → ORDER BY
この違いを理解しておくことで、
「なぜこのエラーが出るのか」
「なぜこの列が使えないのか」
といった疑問が解消しやすくなります。
2. NULL は“特別な状態”として扱う
SQL の NULL は「空」ではなく、“値が存在しない” という特別な状態を表します。
・= NULL は常に false になります
・比較には `IS NULL` / `IS NOT NULL` を使います
・集計関数は NULL を無視します(COUNT(*) を除く)
NULL の扱いを理解しておくと、
意図しない集計ミスやフィルタ漏れを防ぐことができます。
3. JOIN の種類を理解して使い分ける
JOIN はデータベース操作の中心です。
最低限この4つを理解しておくと、ほとんどの場面で困りません。
| JOIN | 取得されるデータ |
|---|---|
| INNER JOIN | 両方に存在するデータ |
| LEFT JOIN | 左側を基準に、右がなければ NULL |
| RIGHT JOIN | 右側を基準に、左がなければ NULL |
| FULL OUTER JOIN | どちらかにあるデータすべて |
特に LEFT JOIN と WHERE 条件の組み合わせ は落とし穴になりやすいので注意が必要です。
4. インデックスは“検索を速くする仕組み”と捉える
インデックスは本の「索引」と同じ役割を持ちます。
WHERE や JOIN の検索を高速化する仕組みです。
・よく検索する列につけると高速化できます
・更新が多いテーブルでは逆効果になることがあります
・複合インデックスは“左から順に”効きます
深く知らなくても、
「検索を速くする仕組み」
「更新が多いと遅くなることもある」
この2点を理解しておくだけで十分役立ちます。
5. サブクエリと JOIN を読みやすさで選ぶ
サブクエリは便利ですが、複雑になると読みづらくなります。
同じ結果が JOIN で書ける場合は、JOIN のほうが保守性が高くなります。
・サブクエリ:一時的な結果を作る
・JOIN:テーブル同士を結びつける
「どちらが読みやすいか」を基準に選ぶと、チーム開発でも喜ばれます。
6. GROUP BY は“集計単位”を決める機能
GROUP BY は「まとめる単位」を決めるだけです。
SELECT に書けるのは以下のどちらかです。
・GROUP BY に含まれる列
・集計関数(SUM, COUNT, AVG など)
これを理解しておくと、
「この列は SELECT に書けません」というエラーに悩まされにくくなります。
7. LIMIT(TOP)で“まずは小さく見る”習慣
大きなテーブルをいきなり全件 SELECT すると、
処理が重くなったり、画面が固まったりすることがあります。
SELECT * FROM logs LIMIT 50;
まずは小さく確認する習慣をつけることで、
トラブルを避けながら安全に作業できます。
まとめ
SQL は一見難しそうに見えますが、今回紹介したポイントを押さえておくことで、
データベース操作が一気にラクになる はずです。
・実行順序
・NULL の扱い
・JOIN の種類
・インデックスの考え方
・GROUP BY のルール
・LIMIT で安全に確認
これらを理解しておくと、日常のデータ操作がスムーズになり、トラブルもぐっと減ります。
阿久梨絵でした!
