点が2つの“謎”を放置してない? 「 辻 」の正体を知らないと恥をかく

こんにちは、阿久梨絵です!
(つじ)」という漢字を見たとき、
しんにょうなのに点が2つあるのはなぜ?
と一度でも思ったことがあるなら、あなたはすでに入口に立っています。
実はこの“点2つ問題”、
知っている人からすると常識レベルなのに、
知らないまま大人になっている人も多い、ちょっとした落とし穴

この記事では、
「辻」の左側はしんにょうではない
という驚きの事実から、
なぜこの字体だけが現代に残ったのかまで
やさしく、でも確実に理解できるように解説します。

「辻」の左側は“しんにょう”ではなく「⻌(しんにょうの異体字)」

「辻」は、もともと 「⻌(しんにょう)」の異体字バージョン を使う漢字です。
しんにょうには大きく分けて次の3種類があります。

点の数備考
1点一般的なしんにょう(現代)
2点古い字体・異体字
3点さらに古い形(点が非常に小さい)

「辻」は、“点2つのしんにょう(⻌)を使う漢字として歴史的に固定されている”ため、
現代でも点が2つのまま使われています。

つまり、
「辻」は“例外的に点が2つのしんにょうを使う漢字”ではなく、
そもそも別のしんにょうを使う漢字”なんです。

なぜ「辻」だけ点が2つのまま残ったのか

理由はいくつかあります。

① 人名・地名で使われることが多く、字体が固定された

「辻」は名字として非常に多く、
地名にも使われるため、字体を変えると混乱が生じます。
そのため、古い字体がそのまま残りました

② 画数が少なく、変形しにくかった

しんにょうの簡略化は、
「道」「週」「近」など画数の多い漢字で進んだ歴史があります。
一方「辻」は画数が少なく、
簡略化の必要性が低かったため、古い形が残りました。

③ JIS規格でも「点2つ」が正式採用

日本の文字コード規格(JIS)でも、
「辻」は点2つの形で登録されています。
そのため、パソコンやスマホでもこの形が標準です。

「辻」はしんにょうではない?

厳密には、
辻の左側は“しんにょうの一種”だが、一般的な“辶”とは別物
というのが正しい理解です。

しんにょうじゃない」と言われることもありますが、
正確には「しんにょうの異体字を使っている漢字」という位置づけです。

まとめ

「辻」の左側は、一般的な“しんにょう(辶)”ではない
点2つの「⻌」という異体字のしんにょうを使う
人名・地名で使われるため、古い字体がそのまま残った
JIS規格でも点2つが正式形

漢字の成り立ちを知ると、
普段何気なく使っている文字にも歴史や理由があることがわかって面白いですね。
阿久梨絵でした!

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