こんにちは、阿久梨絵です!
「 フォント を追加したのに反映されない」「デザインが急に崩れた」
そんな“ちょっとした違和感”が、作業の集中を一気に奪うことがあります。
原因の多くは フォントキャッシュ。
普段は見えないところで働いている仕組みですが、トラブル時には大きな影響を与えます。
この記事では、
・フォントキャッシュとは何か
・なぜトラブルが起きるのか
・Windows/Macでの安全な対処法
・Web制作でのキャッシュ問題
を、安心して読み進められるよう丁寧に解説します。
1. フォントキャッシュとは何か
そもそも何をしているのか
フォントキャッシュは、OSやアプリがフォントを素早く表示するために
「フォント情報を一時的に保存しておく仕組み」 のこと。
・フォントの一覧
・文字の形状データ
・フォントの場所(パス)
・読み込み済みのレンダリング情報
これらをキャッシュしておくことで、
アプリは毎回フォントファイルを読み直さずに済み、表示が高速になります。
キャッシュが壊れるとどうなる?
・新しいフォントが出てこない
・文字が別のフォントに置き換わる
・太字・斜体が正しく反映されない
・特定アプリだけ文字化けする
“フォントはあるのに、OSが古い情報を握りしめている”状態が原因です。
2. なぜフォントキャッシュは壊れるのか
よくある原因
・フォントの大量追加・削除
・同名フォントの上書き
・アプリが独自にフォントを管理している
・OSアップデート直後の不整合
・フォントファイルの破損
特に 同名フォントの差し替え はトラブルの温床。
キャッシュが古い情報を保持したままになるため、表示が乱れます。
3. Windowsでのトラブル対策
まず試すべき“安全な順番”
① PC再起動
最も簡単で効果的。キャッシュが再構築されることがあります。
② フォントの再インストール
・同名フォントを削除
・再起動
・新しいフォントをインストール
③ フォントキャッシュのリセット(安全版)
Windowsではフォントキャッシュサービスが動いています。
以下の手順で安全にリセットできます。
手順
1. Windowsキーを押す
2. 「サービス」と入力
3. 「サービス(アプリ)」を開く
4. 一覧から以下のサービスを探して右クリック →「停止」
・Windows Font Cache Service
・Windows Presentation Foundation Font Cache 3.0.0.0

2. C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\FontCache のファイルを削除
3. PCを再起動
4. サービスが自動で再構築
※ システムファイルに触れるため、バックアップを推奨。
4. Macでのトラブル対策
macOSはフォント管理が厳密
Macはフォントの整合性チェックが強いため、
キャッシュが壊れるとアプリ全体に影響が出ることがあります。
① Font Bookでフォント検証
・Font Bookを開く
・問題のフォントを選択
・「ファイル → フォントを検証」
エラーが出た場合は削除 → 再インストール。
② セーフモード起動
セーフモードではフォントキャッシュが自動的に再構築されます。
5. Web制作でのフォントキャッシュ問題
ローカル環境では反映されているのに、
ブラウザでは古いフォントが表示されることがあります。
よくある原因
・ブラウザキャッシュ
・CDNのキャッシュ
・`@font-face` のパス変更
・フォント形式(woff2/woff/ttf)の優先順位
対策
・ブラウザのキャッシュクリア
・クエリパラメータでキャッシュバスター
例:font.woff2?v=20240101
・CDNのキャッシュ削除
・MIMEタイプの確認(サーバ設定)
6. 再発防止のポイント
フォント管理の“ちょっとした習慣”が効く
・同名フォントの上書きを避ける
・不要フォントを大量に入れない
・OSアップデート後は一度再起動
・Webフォントはバージョン管理する
・フォントの保存場所を統一する
フォントは“静かに壊れる”ため、
日頃の小さな工夫がトラブル予防につながります。
まとめ
フォント は、文章の印象を決める大切な要素。
だからこそ、トラブルが起きると不安になりやすい部分でもあります。
仕組みを知っておくと、
「なんとなく怖い」から「落ち着いて対処できる」に変わります。
阿久梨絵でした!
