ITベンダー とユーザー間 ― プロジェクト後半で費用面がぎくしゃくする理由

こんにちは、阿久梨絵です!
システム構築などのITプロジェクトでは、序盤は「キックオフ」で盛り上がるものの、後半になると費用面で ITベンダー とユーザーの関係がぎくしゃくするケースが少なくありません。なぜそうなるのでしょうか?

プロジェクト後半で費用が揉めやすい理由

要件の追加・変更

・ユーザー側から「やっぱりこの機能も欲しい」「仕様を少し変えたい」という要望が出ると、追加費用が発生。ベンダーは「契約外」と主張し、ユーザーは「必要だから当然」と考えがち。

見積もりの不透明さ

初期見積もりが大雑把だと、後半で「想定外のコスト」が積み上がり、ユーザーが不信感を抱く

テストや運用フェーズでの工数増加

不具合対応や追加検証で工数が膨らみ、ベンダーが追加請求。ユーザーは「品質が悪いのに費用を払うのか」と不満を持つ。

契約形態の違い

請負契約:仕様変更に弱く、追加費用が頻発。
準委任契約:工数ベースで費用が増えやすく、ユーザーが「終わりが見えない」と感じる。

関係性が悪化するパターン

「言った/言わない」問題

要件定義が曖昧だと、後半で「これは契約に含まれているはず」とユーザーが主張し、ベンダーは「追加です」と返す。

責任の押し付け合い

・不具合が出たときに「仕様通りだからベンダーの責任ではない」「いや、要件が不明確だったからユーザー側の責任だ」と対立。

信頼の崩壊

・費用交渉が繰り返されると「このベンダーは信用できない」「このユーザーは無理を言う」と互いに不満が蓄積。

防ぐための工夫

要件定義を徹底する

・仕様を曖昧にせず、契約書や議事録で明文化

変更管理プロセスを設ける

・追加要望が出たら「影響範囲」「追加費用」を明確に提示し、合意の上で進める。

透明性のある見積もり

工数や費用の根拠をユーザーに説明し、納得感を持ってもらう。

定期的な振り返りミーティング

・プロジェクト後半でも「進捗・課題・費用」を共有し、信頼関係を維持する。

まとめ

ITベンダーとユーザー間でプロジェクト後半に費用面でぎくしゃくするのは、要件変更・見積もりの不透明さ・工数増加が主な原因です。これが積み重なると関係性が悪化し、信頼が失われてしまいます

解決の鍵は「透明性」と「合意形成」。要件定義と変更管理を徹底し、費用の根拠を明確にすることで、後半のトラブルを防ぎやすくなります。
阿久梨絵でした!

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