こんにちは、阿久梨絵です!
ReFS (Resilient File System)は、Microsoftが2012年にWindows Serverで導入した最新のファイルシステムです。目的は データの可用性を最大化し、破損に強く、大規模データを効率的に扱える基盤を提供すること です。
主な特徴と利点
1. データの回復性(Resilience)
チェックサムによる破損検知
・メタデータやファイルデータにチェックサムを付与し、破損を正確に検出。
自動修復機能
・記憶域スペースと統合され、冗長コピーから破損部分を自動修復可能。
オンライン修復
・修復は対象データのみで行われ、システム全体のダウンタイムを必要としない。
2. 大容量データ対応
・最大ファイルサイズは256TiB以上(実装依存)。
・数百万〜数十億単位のファイルを効率的に管理可能。
・バックアップや仮想化環境など、大規模ストレージに最適。
3. パフォーマンスとスケーラビリティ
・書き込み時割り当て(Copy-on-Write) により、更新時の整合性を確保。
・高負荷環境でも安定したパフォーマンスを維持。
NTFSとの比較
| 項目 | NTFS | ReFS |
|---|---|---|
| 導入年 | 1993年 | 2012年 |
| アクセス制御 | ACL対応 | ACL対応(NTFSと同等) |
| 暗号化 | EFS対応 | BitLocker対応 |
| ジャーナリング | 対応 | 書き込み時割り当て+チェックサム |
| 大容量対応 | 制限あり | 超大容量対応(数百TiB級) |
| 障害耐性 | CHKDSK必要 | 自動修復・オンライン修復 |
| 主な用途 | 一般PC・業務用 | サーバー・バックアップ・仮想化環境 |
注意点と制約
・互換性の問題:一部の古いアプリや機能はNTFS前提で設計されているため、ReFSでは利用できない場合がある。
・利用環境の限定:主にWindows Serverや特定のWindows 11環境(Dev Driveなど)で利用可能。
・暗号化機能の違い:NTFSのEFSは非対応、BitLockerで代替。
まとめ
ReFS は、「大容量データ」「障害耐性」「自動修復」 に強みを持つ新世代ファイルシステムです。一般的なPC用途ではNTFSが依然として標準ですが、サーバーやバックアップ環境ではReFSが有力な選択肢となります。
阿久梨絵でした!
