こんにちは、阿久梨絵です!
Excel で関数を使っていると、引数が多くて読みにくい。
特にIFやVLOOKUP、INDEXなどを組み合わせた式は、1セルに詰め込まれた“謎の文字列”に見えてしまうことも。
「この関数、何してるの?」
「間違ってるかも…」
そんな不安に寄り添いながら、見やすく育てるExcelの整理術を紹介します。
Excel関数が見づらくなる理由
・引数が多すぎて、どこが何をしているか分からない
・ネスト(入れ子)構造が深くて、読み解くのに時間がかかる
・数式バーが狭くて、全体が見渡せない
・1セルに詰め込むことで、“読めない不安”が生まれる
感情的な安心
「見えないから不安」→「見えるから安心」に変える工夫が、ちゃんとあります。
見やすくするための6つの工夫
1. 数式バーを広げる
数式バー右端の「下向き矢印」をクリックすると、複数行表示に拡張できます。
→ 全体が見渡せて、迷子にならない。
2. LET関数で“名前をつける”
=LET(売上, A1, 税率, 0.1, 税込, 売上 * (1 + 税率), 税込)
→ 「何をしてるか」が言葉で見える。Microsoft 365以降で利用可能。
3. 関数内で改行する(Alt + Enter)
=IF(
A1>100,
“高い”,
“普通”
)
→ 段落のように整理できて、構造が見える。
4. 補助列で分割する
複雑な処理は、複数のセルに分けて段階的に計算。
→ 無理に1セルに詰め込まなくてOK。
5. 数式のトレース機能を使う
[数式]タブ → [数式のトレース]で、どのセルがどこに影響しているかが矢印で表示される。
→ 流れが見えると、納得できる。
6. Beautifierツールで整形する
Web上の「Excel Formula Beautifier」などを使えば、改行・インデント付きで整形可能。
→ 見た目が整うと、気持ちも整う。
Excelは「育てるツール」だからこそ、見やすさが大事
・見えれば、理解できる
・理解できれば、修正できる
・修正できれば、育てられる
Excelは「正しく動けばOK」ではなく、“安心して使えること”が大切。
見やすくする工夫は、自分だけでなく、他の人にも優しい設計になります。
まとめ
関数が見づらいと感じたら、それは「もっと見やすくしていいよ」というサイン。
Excel は、完璧な一発入力よりも、育てながら整えていくツールです。
「この関数、何してるの?」
そんな不安を、見やすさでそっとほどいていきましょう。
それが、安心して使えるExcelの第一歩です。
阿久梨絵でした!
