こんにちは、阿久梨絵です!
Windows パソコンを使っていると「再起動」と「シャットダウン」、どちらも“電源を切る”イメージがありますよね。ですが、 Windows ではこの2つの挙動が大きく違います。特に更新処理に関しては「再起動」が重要な役割を持っています。今回はその違いをやさしく解説します。
「シャットダウン」とは?
・電源を切る操作ですが、Windows 10以降では「高速スタートアップ」という仕組みが働いています。
・高速スタートアップでは、カーネル(OSの中核部分)を完全には終了せず、休止状態に近い形で保存します。
・そのため、次回起動時はゼロから立ち上げるのではなく「前回の状態を呼び戻す」ような動作になります。
・メリット:起動が速い
・デメリット:更新処理や不具合解消には不十分な場合がある
シャットダウン=「一見電源オフだが、実は半分休止状態」
「再起動」とは?
・システムを完全に終了して再度立ち上げる操作です。
・高速スタートアップは使われず、カーネルも含めてゼロから起動し直します。
・Windows Updateの適用やドライバの更新など、システム全体をリフレッシュする必要があるときに必須。
・不具合が起きたとき「再起動してください」と案内されるのはこのためです。
再起動=「完全にリセットして新しく立ち上げる」
更新処理との関係
・Windows Updateは多くの場合「再起動」を要求します。
・シャットダウンでは更新が適用されないことがあり、再起動しないとアップデートが完了しません。
・セキュリティ更新やドライバ変更などは、再起動を経て初めて反映されます。
違いを整理すると…
| 操作 | 挙動 | 更新処理への影響 |
|---|---|---|
| シャットダウン | 高速スタートアップで半分休止状態 | 更新が反映されないことがある |
| 再起動 | システムを完全終了→再起動 | 更新処理が確実に適用される |
まとめ
・シャットダウン=電源オフに見えて、実は「高速スタートアップ」で半分休止状態
・再起動=完全終了してゼロから起動し直すため、更新処理や不具合解消に直結
・ Windows Updateやトラブル対応では「再起動」が重要
「再起動」と「シャットダウン」、似ているようで仕組みは大きく違います。更新や不具合解消の場面では、迷わず「再起動」を選ぶのが安心です。
阿久梨絵でした!
