こんにちは、阿久梨絵です！
パソコンを使っていると、「ディレクトリ」や「 フォルダ 」という言葉を耳にすることがあります。
どちらも“ファイルをしまっておく場所”という意味で使われますが、実はこの2つ、同じものを指しているのに、呼び方が違うんです。
ディレクトリ：技術の土台にある、伝統的な呼び方
「ディレクトリ」は、コマンド操作（CUI）やプログラミングの世界で使われる、より技術的な用語です。
UNIXやLinuxなどのOSでは、今でも「ディレクトリ」という言葉が主流です。
・ディレクトリ＝ファイルシステム上の“住所”のようなもの
・「cd」や「ls」などのコマンドで操作
・プログラマーやITエンジニアがよく使う言葉
フォルダ：見た目でわかる、親しみやすい呼び方
一方「フォルダ」は、WindowsやMacなどのグラフィカルな画面（GUI）で使われる言葉です。
アイコンがまるで紙のフォルダーのような形をしていることから、視覚的にわかりやすく、親しみやすいのが特徴です。
・フォルダ＝パソコンの中の“引き出し”のような存在
・ドラッグ＆ドロップで移動できる
・WindowsやMacでよく使われる言葉
たとえるなら…
| 呼び方 | 使われる場面 | たとえ |
|---|---|---|
| ディレクトリ | プログラムやコマンド | 書類の住所や棚の位置情報 |
| フォルダ | パソコンの画面上 | 書類を入れる引き出し |
どっちを使えばいいの？
普段の生活や仕事でパソコンを使うときは、「フォルダ」でOKです。
もしプログラミングやサーバー操作に関わるようになったら、「ディレクトリ」という言葉にも自然と出会うはずです。
まとめ
「ディレクトリ」と「 フォルダ 」は、同じ“ファイルの居場所”を指す言葉。
でもその呼び方には、使う場面や文化の違いが隠れています。
・ディレクトリは、裏側の地図。技術者がコマンドで操る、ファイルシステムの住所。
・フォルダは、見える世界の安心設計。アイコンで直感的に操作できる、日常の引き出し。
どちらも、あなたの大切なファイルを守るやさしい居場所。
「どっちが正しい？」ではなく、「どっちが今の自分に合っているか」で選べばいい。
言葉の違いに戸惑うときこそ、安心して選べる視点が力になります。
あなたのデジタル習慣が、もっと心地よく、もっと自分らしくなりますように。
阿久梨絵でした！
