「 機械語 」と「アセンブラ」って何が違うの!?

こんにちは、阿久梨絵です!
機械語 とアセンブラって、どっちも難しそう…
そんな印象、ありませんか?

でも実はこの2つ、パソコンが“何をどう理解しているか”を知るうえで、とても大事なキーワードなんです。

この記事では、初心者にもわかりやすく、
機械語とアセンブラの違い・関係・役割をやさしく解説します。

「機械語」ってなに?

機械語とは、パソコンが直接理解できる“数字だけの言葉”です。
0と1だけで構成された、いわばパソコンの母語

たとえば

10110000 01100001

これだけ見ても、人間には意味不明ですよね。
でもパソコンはこれを「Aという命令を実行せよ」と理解します。

特徴

完全に数字(2進数)だけ
人間には読みにくい
パソコンにとっては“ネイティブ言語”

「アセンブラ(アセンブリ言語)」とは?

アセンブラとは、機械語を“人間が読めるようにした言語”です。
命令を英単語っぽく表現していて、機械語の“翻訳版”とも言えます。

たとえば

MOV AL, 61h

これは「ALという場所に、16進数の61を入れる」という命令。
機械語に比べて、ずっと読みやすくなっています。

特徴

機械語に近いけど、英語風の命令で書かれる
人間が読めるように設計されている
コンパイルではなく「アセンブル」して機械語に変換する

2つの関係性は?

項目 機械語 アセンブラ
表現形式 0と1の数字 英語風の命令文
読みやすさ パソコン向け 人間向け(技術者)
実行方法 直接CPUが処理 アセンブラで機械語に変換してから実行
役割 最終的な命令 機械語を書くための“補助言語”

つまり、アセンブラは機械語の“ひとつ手前”の言語
人間が書いたアセンブリ言語は、アセンブラというツールで機械語に変換されてから実行されます。

たとえるなら「通訳と原語」

機械語:外国語(パソコンしかわからない)
アセンブラ:通訳付きの英語(人間にも読める)
アセンブラツール:通訳者(アセンブリ → 機械語に変換)

まとめ

機械語は、パソコンが直接理解する“数字の命令”
アセンブラは、技術者が書きやすいようにした“機械語の翻訳版”
両者は密接に関係していて、アセンブラが機械語に変換されて初めて動く

機械語とアセンブラって、怖そう…」と思っていたあなたへ。
実はこの2つ、パソコンの“心の声”を聞くための言語なんです。
機械語 はパソコンの母語アセンブラは、人間がその母語に近づくための橋渡し

ふだんは見えないけれど、技術の地層として今も大切に使われている言語です。
もしあなたが「もっと深く知りたい」と思ったら、アセンブラはその第一歩になるかもしれません。
阿久梨絵でした!

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