オフィスの IT 化を躍進的に変えた出来事は何だったのか?

こんにちは、阿久梨絵です!
「オフィスのIT化が一気に進んだのはいつ頃?」と振り返ると、いくつかの大きな転換点があります。AT互換機、オープン化、ネットワーク、ハードウェアの高速化…。どれも重要ですが、時代ごとに「これが決定打だった」と言える出来事があります。今回はその流れを整理してみます。

1980年代:AT互換機の登場

・IBM PC/AT(1984年)とその互換機が広がり、オフィスに「パソコン」という概念が定着。
・それまで専用機やワープロ中心だった業務が、汎用PCで処理できるようになりました。
DOSや後のWindowsが標準化を進め、ソフトウェアの選択肢が増えたのも大きなポイント。

この時期は「オフィスに1人1台PC」という未来が見え始めた時代です。

1990年代:ネットワークとオープン化

LAN(ローカルエリアネットワーク)の普及により、ファイル共有やメールが社内で当たり前に。
・クライアント/サーバー型システムが広がり、業務アプリがネットワーク経由で使えるようになりました。
オープン化の波(UNIXやWindows NTなど)が、ベンダー依存から脱却し、柔軟なシステム構築を可能に。

この時代は「つながるオフィス」への変革紙の回覧から電子メールへの移行が象徴的でした。

2000年代:ハードウェアの高速化とインターネット

CPU・メモリの進化で、複雑な業務アプリやデータベースも快適に動作。
インターネットの常時接続が当たり前になり、社外との情報共有が飛躍的に拡大。
・ERPやグループウェアなど「統合システム」が導入され、オフィス業務が一気に効率化

この時代は「スピードと情報量」が飛躍的に伸び、グローバルな働き方が可能になりました。

2010年代以降:クラウドとモバイル

クラウドサービス(SaaS)の普及で、場所を選ばず業務が可能に。
スマホ・タブレットがオフィスツールに加わり、外出先でも仕事ができるように。
働き方改革やリモートワークの基盤を支えたのも、この時代のIT化です。

オフィスに縛られない働き方」が現実になったのはこの頃です。

まとめ

1980年代:AT互換機 → PCの普及
1990年代:ネットワークとオープン化 → つながるオフィス
2000年代:ハードウェア高速化とインターネット → 統合システムの導入
2010年代以降:クラウドとモバイル → 働き方の自由化

つまり、オフィスの IT 化は「一度の革命」ではなく、段階的な躍進の積み重ねで進んできました。
それぞれの時代に「決定打」があり、その積み重ねが今のデジタルオフィスを形づくっているのです。
阿久梨絵でした!

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