この文書だけは守りたい。 Word で“やさしく守る”パスワード設定

こんにちは、阿久梨絵です!
この Word ファイル、誰にも勝手に触られたくない
でも、パスワード設定って難しそう…
そんな不安、ありませんか?

Wordには、読み取り専用・編集制限・暗号化など、いくつかの“守り方”があります。
この記事では、「やさしく守る」ための設定方法を、安心設計の視点からご紹介します。

まずは整理:Wordの“守り方”3つの選択肢

守り方 目的 読者におすすめな場面例
読み取り専用 閲覧はOK、編集はNG 提案書や報告書の共有時
編集制限 特定の部分だけ編集可能にする 契約書や申請書の共同作成
ファイルの暗号化 開くためにパスワードが必要 機密情報や個人データの保管

「誰にも触られたくない」ではなく、「安心して渡せる形にしたい」と考えると、設定の目的がクリアになります。

ステップ①:読み取り専用にする(やさしく閲覧だけ)

方法

1. Wordファイルを開く

2. 「ファイル」→「情報」→「文書の保護」→「読み取り専用にする」を選択

3. 保存して共有

ポイント

・あくまで“編集しないでね”という目印。強制ではないけれど、気づいてもらえる工夫です
・相手に「これは完成版です」と伝える効果も

ステップ②:編集制限をかける(触っていい場所だけ)

方法

1. 「校閲」タブ →「編集の制限

2. 「書式設定の制限」「編集の制限」をチェック

3. 必要に応じてパスワードを設定して「はい、保護を開始します

ポイント

・契約書や申請書など、一部だけ記入してほしい文書に最適
・誰がどこを編集したかが明確になるので、心理的安全性も高まる

ステップ③:ファイル全体にパスワードをかける(しっかり守る)

方法

1. 「ファイル」→「情報」→「文書の保護」→「パスワードを使用して暗号化

2. パスワードを入力(忘れないように注意!)

3. 保存して完了

ポイント

ファイルを開くためにパスワードが必要になる
機密情報や個人データの保管におすすめ
パスワードは絶対に忘れないように!(復旧できません)

まとめ

Word のパスワード設定は、ただのセキュリティ対策ではありません。
それは、「この文書を大切に扱ってほしい」というやさしい意思表示でもあります。

読み取り専用で「そっと見てね」
編集制限で「ここだけ触ってね」
暗号化で「これは私だけのもの」

そんなふうに、文書の扱い方に“感情の設計”を加えることで、
Wordはもっと安心できるツールになります。
阿久梨絵でした!

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