こんにちは、阿久梨絵です!
「送ったスライド、なんかズレてるって言われた」
「フォントが変わって、印象がまるで違う…」
PowerPoint で資料を共有したとき、“見た目が崩れる”というトラブルは意外と多く、それは単なるデザインの問題ではなく、「この人の資料、信用できるのかな?」という不信感につながることも。
でも、それはあなたのせいではありません。
PowerPointの“共有設計”を少し見直すだけで、信頼される資料共有ができるようになります。
なぜ崩れる?──PowerPoint特有の“ズレ”の正体
1. フォントが置き換わる
・相手のPCに同じフォントが入っていないと、自動的に別のフォントに置き換えられます。
・特に「游ゴシック」「メイリオ」などは、OSやバージョンによって表示が変わることも。
2. テンプレートが再適用される
・スライドマスターが共有時に崩れると、意図しない色やレイアウトに変わることがあります。
3. OneDriveやTeamsでの共同編集の“タイムラグ”
・同時編集中に誰かがレイアウトを変えると、意図しない上書きが起こることも。
「崩れない共有」のための3つの安心設計
① OneDrive共有は「編集権限」と「通知設定」を整える
・共有リンクは“表示のみ”と“編集可”を使い分ける
・「バージョン履歴」を活用して、いつでも元に戻せるようにする
・共有前に「PDF化」して送るのも安心設計のひとつ
PowerPointは「見た目が命」。編集可で渡す=崩れても仕方ない状態になることを意識しましょう。
② フォントは「埋め込む」か「共通フォントに統一」
・「ファイル」→「オプション」→「保存」→「フォントをファイルに埋め込む」にチェック
・もしくは「MS Pゴシック」「Arial」など、どの環境でも安定して表示されるフォントを選ぶ
フォントの統一は、“伝わる印象”の一貫性を守るための第一歩です。
③ テンプレートは「スライドマスター」で固定する
・スライドマスターで色・フォント・レイアウトを統一
・「テーマの保存」でチーム全体に配布できるようにする
・編集者がテンプレートを勝手に変えないよう、編集ルールを共有
テンプレートは“資料の骨格”。ここが揺れると、信頼感も揺らぎます。
まとめ
PowerPoint の資料は、見た目が整っているかどうかで、
その人の信頼感や、チームの一体感まで左右されます。
・フォントがズレない
・テンプレートが崩れない
・編集履歴が安心してたどれる
そんな「崩れない共有設計」ができれば、
PowerPointは“伝える”だけでなく、“信頼を届ける”ツールになります。
阿久梨絵でした!
