Managed File Transfer( MFT )とは?──“送るだけ”から“守る・見える”へ進化したファイル転送

こんにちは、阿久梨絵です!
FTPってまだ使ってるけど、セキュリティ大丈夫かな…
誰がいつ何を送ったか、ちゃんと記録に残ってる?
そんな不安を感じたことはありませんか?

この記事では、企業向けのファイル転送管理ソリューション「 MFT (Managed File Transfer)」について、やさしく解説します

MFTとは?

MFTは、“ファイルを送る”だけでなく、“安全に・確実に・記録を残して”送るための仕組みです。
従来のFTPやSFTPの機能をベースに、運用・監査・セキュリティを強化した設計が特徴です。

MFTの主な特徴

機能 内容 安心ポイント
自動化 スケジュール転送、再送処理、エラー通知など 手作業のミスや漏れを防ぐ
監査ログ 誰がいつ何を送ったかを記録 トラブル時の追跡が可能
セキュリティ 暗号化、アクセス制御、ウイルススキャンなど 情報漏洩リスクを低減

代表的なMFT製品

製品名 特徴 主な用途
GoAnywhere MFT Web UI+自動化+監査機能が充実 金融・医療・製造業など
IBM Sterling 大規模企業向けの堅牢な設計 ERP連携・大量ファイル処理
Axway MFT API連携・クラウド対応が強み SaaS連携・ハイブリッド運用

なぜMFTが“安心設計”なのか?

FTPは「送る」ことが目的でした。
でもMFTは、「送る前・送った後・送った記録」までを一貫して守る設計です。

誰が送ったかがわかる
送信失敗時に自動で再送できる
送信内容が暗号化されている
送信履歴が残るので、監査にも対応できる

つまり、“送ったことに責任が持てる”設計なのです。

まとめ

FTPやSFTPは今も現役ですが、
「送るだけでは足りない」時代に、 MFT は“安心設計”としての選択肢になります。

もしあなたのチームや業務で、

ファイル転送が多い
セキュリティや監査が求められる
手作業のミスが気になる

そんなときは、MFTという選択肢を検討してみる価値があります。
阿久梨絵でした!

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