こんにちは、阿久梨絵です!
「FTPってまだ使ってるけど、クラウドとつながらない…」
「DropboxやGoogle Driveに直接送れたらいいのに」
そんなモヤモヤ、感じたことはありませんか?
この記事では、REST APIやGraphQLを使った“ APIベースのファイル転送 ”について、やさしく解説します。
そもそもAPIって何?
API(Application Programming Interface)は、アプリ同士が“決まった言葉”でやりとりするための窓口です。
ファイル転送においては、「このファイルを送って」「このデータを取得して」などの命令を、コードでやりとりできる仕組みになります。
FTPとの違い:APIは“連携”が前提
| 項目 | FTP | APIベース |
|---|---|---|
| 接続方法 | サーバーにログインして送受信 | アプリ同士が命令をやりとり |
| セキュリティ | 暗号化はオプション | HTTPSなどで標準的に暗号化 |
| 自動化 | スクリプトで可能 | APIで柔軟に制御・連携可能 |
| クラウド対応 | 基本はオンプレミス | SaaSやクラウドと親和性が高い |
代表的なAPIベースのファイル転送例
| サービス | APIの特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| Dropbox API | ファイルのアップロード・共有・削除が可能 | チーム共有・バックアップ |
| Google Drive API | フォルダ管理・権限設定・検索も可能 | 教育・業務連携 |
| AWS S3 API(PUT/GET) | 大容量ファイルの高速転送・バージョン管理 | Webサービス・データ分析基盤 |
API転送が“安心設計”な理由
・クラウドサービスと直接つながる
・認証・権限管理が細かく設定できる
・ログやエラー通知も自動で取得できる
・UIがなくても、裏側で確実に動く
つまり、“見えないけど確実に動く”安心設計なのです。
まとめ
FTPは「送る」ことが目的でした。
でもAPIは、「送る・受け取る・連携する・記録する」までを一貫して設計できる仕組みです。
もしあなたのチームや業務で、
・クラウドサービスを使っている
・自動化や連携が必要
・セキュリティや権限管理が気になる
そんなときは、 APIベースのファイル転送 という選択肢が、安心と効率をもたらしてくれます。
阿久梨絵でした!
