こんにちは、阿久梨絵です!
「昨日まで普通に開けていたのに、今日になって開かない」
「文字がぐちゃぐちゃになって読めない」
そんなとき、焦る気持ちを少しだけ落ち着けて、“静かな復旧ルート”をたどってみましょう。
Wordファイル が壊れる原因はさまざまですが、復元の可能性はゼロではありません。
ここでは、感情的な混乱を避けながら、できることを順番に整えていく方法をご紹介します。
ステップ1:一時ファイルを探してみる
Wordは、編集中に自動保存された一時ファイル(.asdや.tmp)を残していることがあります。
探し方
・Windowsの検索で `*.asd` や `*.tmp` を探す
・保存先が分かっている場合は、該当フォルダを直接確認
・Wordを開いたときに「回復された文書」として表示されることも
ポイント
・ファイル名が不明でも、更新日時が近いものを探すと見つかる可能性あり
・一時ファイルは完全ではないけれど、途中までの内容が残っていることも
ステップ2:テキストだけでも抽出してみる
ファイルが開かない場合でも、中のテキストだけを取り出せる可能性があります。
方法
1. Wordを開く → 「開く」→「参照」
2. 該当ファイルを選択
3. 「ファイルの種類」を「テキスト回復(*.doc)」に変更
4. 開いてみる
ポイント
・書式や画像は失われる可能性があるけれど、文章だけでも取り出せれば安心材料に
・文字化けしている場合も、一部だけでも読めることがある
ステップ3:バックアップファイルを確認する
Wordには、バックアップ機能(.wbk)が有効になっている場合があります。
探し方
・Wordのオプション → 詳細設定 → 「保存」セクションで「バックアップファイルを作成する」がオンになっていれば、保存先に .wbk ファイルが残っている可能性あり
ポイント
・.wbk ファイルは、前回保存時の状態が残っていることが多い
・ファイル名が似ているので、拡張子で見分ける
それでも復旧できないときは?
・別のPCやWordバージョンで開いてみる
・Word以外のテキストエディタ(メモ帳など)で開いてみる
・専用の復旧ツール(信頼できるもの)を検討する
・IT部門や詳しい人に相談する(感情的な負担を減らすためにも)
まとめ
Wordファイル が壊れると、焦り・不安・諦めの気持ちが一気に押し寄せてきます。
でも、一時ファイル・テキスト抽出・バックアップというルートを知っておくだけで、「何もできない」から「少しでも取り戻せるかも」に変わります。
大切なのは、“復旧できる可能性”を静かに信じること。
そして、自分を責めずに、できることから整えていくこと。
このページが、そんな安心のきっかけになればうれしいです。
阿久梨絵でした!
