こんにちは、阿久梨絵です。
「毎回同じ作業を繰り返してるな…」と感じたら、それは自動化のチャンスかもしれません。
Windowsで手軽に始められる自動化の方法として、 バッチファイル （.bat）があります。
今回は、基本のテンプレートと、よく使うコマンド「pause」「echo」を中心に、バッチファイルの書き方をやさしく解説します。
バッチファイルってなに？
バッチファイルとは、Windowsのコマンドをまとめて自動実行するためのテキストファイルです。
拡張子は .bat または .cmd。
メモ帳で作成でき、ダブルクリックするだけで処理が実行されます。
基本のテンプレート
@echo off
echo バッチ処理を開始します
REM ここに処理を記述
echo ファイルをバックアップ中…
pause
解説
・@echo off：コマンドの実行内容を画面に表示しない（見た目をすっきりさせる）
・echo：文字を表示する（進行状況やメッセージを伝える）
・REM：コメント（実行されない説明文）
・pause：一時停止して「続行するには何かキーを押してください」と表示
よく使うコマンド解説
echo
echo こんにちは
・文字をそのまま表示します
・処理の進行状況や、ユーザーへのメッセージに便利
・echo. と書くと空行を出力できます
pause
pause
・処理を一時停止し、「続行するには何かキーを押してください…」と表示
・処理の途中で確認したいときや、ウィンドウがすぐ閉じないようにしたいときに便利
REM（または ::）
REM これはコメントです
:: これもコメントです
・実行されない説明文。コードの意図を残すのに使います
応用テンプレート：フォルダのバックアップ
@echo off
echo バックアップを開始します
xcopy C:\Users\YourName\Documents D:\Backup\Documents /s /y
echo バックアップが完了しました
pause
補足
・xcopy：ファイルやフォルダをコピーするコマンド
・/s：サブフォルダも含める
・/y：上書き確認を省略
まとめ
バッチファイルは、「毎回やってる手作業」をそっと肩代わりしてくれる存在です。
難しい知識がなくても、echoとpauseから始めれば、すぐに“自分だけの自動化”が体験できます。
まずはメモ帳を開いて、1行書いてみませんか？
阿久梨絵でした！
