こんにちは、阿久梨絵です!
「このファイル、 暗号化 されてます」と言われても、実感が湧かないことってありますよね。
でも実は、暗号化されたファイルをテキストエディタで開くと、“読めない文字列”がズラッと並ぶ”という、まさに“暗号化されてる!”と感じられる瞬間があるんです。
実感できる方法:テキストエディタで開いてみる
たとえば、暗号化されたPDFやExcelファイルをメモ帳やVS Codeなどのテキストエディタで開くと、以下のような状態になります。
・意味不明な記号や英数字の羅列(例:`%PDF-1.7 1 0 obj << /Type /Catalog /Pages 2 0 R >> endobj…`)
・文字コードが崩れているように見える
・一部に制御文字やバイナリデータが混ざっている
・日本語や文章は一切読めない
これは、ファイルの中身が暗号化されているか、バイナリ形式で保存されているため。
復号しない限り、人間には意味がわからないようになっています。
どんなときに暗号化される?
| シーン | 暗号化のしくみ |
|---|---|
| WindowsのEFS(暗号化ファイルシステム) | ファイルのプロパティで「内容を暗号化してデータを保護する」にチェックが入っていると、ファイル名が緑色になり、暗号化される |
| BitLocker | ドライブ全体を暗号化。ファイル単体ではなく、アクセス権がないと開けない |
| PDFやExcelのパスワード保護 | 中身が暗号化され、パスワードがないと開けない。テキストエディタでは読めない |
| ランサムウェア感染 | ファイルが強制的に暗号化され、復号キーがないと開けない |
まとめ
暗号化とは、人間が読めないようにすることで、情報を守る技術です。
テキストエディタで開いて「なんだこれ?」と思った瞬間こそ、暗号化の効果を実感できるタイミング。
逆に、読めてしまうなら、それは暗号化されていない可能性があります。
阿久梨絵でした!
