こんにちは、阿久梨絵です！
「 自動運転 の運行は0:00から開始します」
──この一文、技術的には正しくても、利用者の感覚では“今日の深夜”なのか“明日の朝”なのか曖昧になりがちです。
特に、月曜〜金曜の定期運行や、夜間メンテナンスの告知では、“日付の境界”が混乱の原因になることがあります。
なぜ混乱する？ITと人間の“時間感覚のズレ”
・0:00＝日付が変わる瞬間 → 技術的には“新しい日”の始まり
・人間の感覚では“前日の夜”の延長 → 「月曜の深夜＝月曜のうち」と思いがち
・「火曜0:00開始」と書かれると、月曜の夜に待ってしまう人も…
解決策：時刻設計で“安心感”をつくる
案1：0:10開始にする
・日付が変わって少し時間が経っていることで、“明確に翌日”と認識されやすい
・サーバー処理の集中（0:00）も避けられる
案2：23:55開始にする（月〜金運用の場合）
・“その日のうちに始まる”という安心感
・曜日と日付が一致しやすく、誤解が起きにくい
案3：表記を工夫する
・「11月4日（火）深夜0:00開始」など、“深夜”や“翌日”を明記
・「11月3日24:00（＝11月4日0:00）」と併記することで、視覚的にもわかりやすく
まとめ
自動運転 は、人間の生活リズムと密接に関わる技術です。
だからこそ、“開始時刻”の設計は、安心感や信頼感に直結します。
0:00は“技術的な今日”でも、“感覚的な明日”かもしれない。
そのズレを埋めるのが、ITと感情設計の役割なのです。
阿久梨絵でした！
