こんにちは、阿久梨絵です!
パソコンが完全にフリーズしてしまい、通常の「再起動」や「シャットダウン」ができないときに役立つのが 緊急再起動(Emergency Restart) 機能です。これは、 Windows NT時代から存在する隠し機能で、電源ボタンの長押しとほぼ同じ処理をソフトウェア的に行います。
通常の再起動では、アプリケーションの終了やサービスの停止、データ保存などの手順を踏みます。しかし緊急再起動ではそれらをすべてスキップし、即座にOSを再起動します。そのため「保存していない作業はすべて失われる」というリスクがあります。
実行方法
1. Ctrl + Alt + Delete を同時に押す
→ セキュリティオプション画面(青い背景)が表示されます。
2. 画面右下の 電源アイコン を探す
→ 「スリープ」「シャットダウン」「再起動」などのメニューがある場所です。
3. Ctrlを押しながら電源アイコンをクリック
→ 「緊急の再起動」画面が表示されます。

4. 警告文を確認し、「OK」をクリック
→ 即座に再起動が始まります。
注意点と使いどころ
保存していないデータはすべて消える
→ WordやExcelで編集中のファイルも例外なく失われます。
通常の再起動ができない場合のみ使う
→ 普段の再起動では使わず、あくまで「最後の手段」として覚えておくべきです。
Ctrl + Alt + Delete すら効かない場合
→ 物理的に電源ボタンを長押しして強制終了するしかありません。
まとめ
「緊急再起動」は、 Windows が完全に応答しなくなったときに頼れる 隠しコマンド です。通常の再起動よりも強制力が強く、保存されていないデータはすべて失われますが、電源長押しよりは安全に再起動できる仕組みです。
PCがフリーズしたときの 最後の切り札 として覚えておくと、いざというときに役立ちます。
阿久梨絵でした!
