こんにちは、阿久梨絵です!
「電源を入れたら、いつの間にか使えるようになってる」
でもその裏では、いくつものステップとプログラムが順番に動いているんです。
この記事では、 Windows が立ち上がるまでの流れと、起点となるバッチやプログラムについてやさしく解説します。
起動の流れ(ざっくり)
1. BIOS/UEFIが起動
→ ハードウェアの初期化とブートデバイスの選定
2. ブートローダー(Windows Boot Manager)
→ OSのカーネルを読み込む
3. Windowsカーネルが起動
→ ドライバやサービスが順次起動
4. ログオンプロセス(winlogon.exe)
→ ユーザー認証とセッション開始
5. スタートアップ処理
→ 登録されたプログラムやバッチが実行される
起点になるバッチやプログラムは?
スタートアップフォルダにあるもの
・ユーザーごとのスタートアップ
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
・全ユーザー共通のスタートアップ
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
ここに .bat や .vbs、アプリのショートカットを置くと、ログイン後に自動実行されます。
レジストリに登録されたもの
・HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
・HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
ここに登録されたプログラムも、ログイン時に自動起動されます。
企業環境では、セキュリティソフトや常駐ツールがここに登録されていることが多いです。
よく使われる起動バッチの例
・ネットワークドライブの接続
・ローカル設定ファイルの上書き
・業務アプリの自動起動
・ゴミ箱や一時ファイルの削除
・セキュリティツールの更新
これらは .bat ファイルで管理され、スタートアップフォルダやレジストリ経由で実行されます。
まとめ
Windows の起動は、ハードウェア → OS → ユーザー → アプリという順で進みます。
その中で、スタートアップに登録されたバッチやプログラムが、最初に動く“裏方”として支えているんですね。
阿久梨絵でした!
