こんにちは、阿久梨絵です!
Google Search Console(以下GSC)を使っていると、「 リダイレクト エラー」という除外ステータスが表示されることがあります。
これは、Googleのクローラーがページにアクセスしようとした際、リダイレクトの処理に問題があり、目的のページにたどり着けなかったことを意味します。つまり、検索エンジンが“迷子になった”状態です。
この記事では、リダイレクトエラーの意味、よくある原因、そして必要な対処法についてわかりやすく解説します。
「リダイレクト エラー」とは?
GSCで「リダイレクト エラー」と表示されるのは、Googlebotがページにアクセスした際に、リダイレクトが正しく処理されず、最終的なURLに到達できなかった場合です。
これは、単なるリダイレクトとは違い、エラーとして認識されているため、インデックス対象から除外されます。
よくある原因
| 原因 | 詳細 |
|---|---|
| 無限ループ | A → B → A → B…とリダイレクトが繰り返される |
| リダイレクトチェーンが長すぎる | A → B → C → D…と複数回のリダイレクトが発生し、Googleが途中で諦める |
| リダイレクト先が存在しない | リダイレクト先のURLが404などのエラーを返す |
| リダイレクトの種類が不適切 | JavaScriptやMeta RefreshによるリダイレクトがGoogleに認識されないことがある |
| HTTPS/wwwの設定ミス | http→httpsやwwwあり/なしの切り替えが複雑になっている |
対処方法
1. GSCでエラーURLを確認
「インデックス」→「ページ」→「リダイレクト エラー」をクリックすると、対象URLが一覧表示されます。
2. リダイレクトの動作を確認
対象URLにブラウザでアクセスし、実際にどこへ飛ばされるかを確認します。Chromeのデベロッパーツールや[Redirect Checker]などを使うと便利です。
3. 無限ループやチェーンを解消
・無限ループ → リダイレクト設定を見直して、終点を明確にする
・チェーン → できるだけ1回のリダイレクトで目的地に到達するように設定
4. リダイレクト先のURLを確認
リダイレクト先が404や500などのエラーを返していないか確認し、存在するページに正しく誘導されているかチェックします。
5. サーバー設定やCMSのプラグインを見直す
WordPressの場合、「Redirection」などのプラグインが原因のことも。サーバーの.htaccessやNginx設定も確認しましょう。
まとめ
「 リダイレクト エラー」は、ページ同士の“つながり”がうまくいっていない状態です。UXや文化的な設計では「どこから来て、どこへ向かうか」が重要な意味を持ちます。
リダイレクトは、情報の“移動”を設計する技術。だからこそ、その道筋が途切れてしまうと、ユーザーも検索エンジンも迷子になるのです。
阿久梨絵でした!
