こんにちは、阿久梨絵です!
Excel を使っていると、ふとした瞬間に「これ、もっとラクにできないかな…」と思うことがあります。
タスク管理表で「完了」と書かれた行だけ色を変えたい。
進捗一覧で「完了済み」だけ抽出したい。
でも、関数を使うのはちょっと怖い。IF関数って難しそう。条件付き書式ってよくわからない。
そんなときに出会うのが、この一文です
=A1=”完了”
「え、これだけ?」と思うかもしれません。
でもこの式、実はExcelの“判定式”の基本にして最強の一手なんです。
この一文があるだけで、
・条件付き書式で自動色分け
・TRUE/FALSEで進捗管理
・IF関数で分岐処理
・フィルターで抽出
…など、Excelの“判断力”が一気に高まるんです。
そして何より、「人が目で見て判断する」作業を減らせることで、ミスが減り、安心感が増す。
それが、日々の業務にじわじわ効いてくるのです。
この記事では、そんな「=A1=”完了”」の正体と、IF関数との違い、実務での使い方までやさしく解説していきます。
Excelがちょっと怖い人も、もっと使いこなしたい人も、きっと“目からウロコ”の気づきがあるはずです。
=A1=”完了”は?
これは、セルA1の値が「完了」と一致するかどうかを判定する式です。
結果は TRUE または FALSE の論理値になります。
・A1が「完了」 → TRUE
・A1が空白や「未完了」など → FALSE
この式は単体でも使えるし、IF関数などの条件式の中にも組み込める万能な“判定式”です。
IF関数で書くとこうなる
=IF(A1=”完了”, “済”, “未”)
これは「A1が完了なら“済”と表示し、それ以外なら“未”と表示する」式です。
=A1=”完了”はこの中の条件部分として使われています。
実務での活用シーン
| シーン | 使い方 | 効果 |
|---|---|---|
| 条件付き書式 | =A1=”完了” を使って背景色を変える | 視覚的に進捗がわかる |
| 判定列の作成 | =A1=”完了” を別列に入れる | TRUE/FALSEでフィルター可能 |
| 集計 | =IF(A1=”完了”, 1, 0) で数値化 | 完了数を合計できる |
よくある勘違い
・=A1=”完了” は IF関数ではない(でも中に入れて使える)
・空白文字や表記ゆれ(例:「 完了」)で FALSE になることがある
・=A1=”” と ISBLANK(A1) は似て非なるもの(空白文字列 vs 本当の空白)
まとめ
=A1=”完了” は、たった一行の式ですが、
この“判定の感覚”を身につけると、 Excel の条件分岐が一気にわかりやすくなります。
・IF関数が怖くなくなる
・条件付き書式が使いこなせる
・ミスが減って、安心して作業できる
Excelは、ただの表計算ソフトではなく、“判断を助けてくれる相棒”です。
その第一歩が、このシンプルな判定式かもしれません。
阿久梨絵でした!
