こんにちは、阿久梨絵です!
「とりあえずメモを取りたい」「空のテキストファイルをすぐ作って編集したい」
そんなとき、 バッチファイル を使えば、ワンクリックで空ファイルを作成し、すぐに編集画面を開くことができます。
今回は、`type nul >` を使ったスマートなファイル作成と、編集画面の自動起動までを一気に実現する方法をご紹介します。
関連記事:テキストファイル 作成はマウス不要:.batで即座に記録開始
バッチファイルのコード例
任意のファイル名.batで格納してください。
@echo off
setlocal
:: ファイル名を指定(例:newfile.txt)
set “filename=!newfile.txt”
:: 空ファイルを作成
type nul > “%filename%”
:: 作成したファイルをメモ帳で開く
start “” notepad “%filename%”
endlocal
コードのポイント
| 処理 | 説明 |
|---|---|
type nul > | 空のファイルを作成する最も軽量な方法。中身は完全に空 |
start "" notepad | メモ帳を起動して、作成したファイルを即編集可能に |
!newfile.txt | ファイル名に「!」を使うことで、目立たせたり一時ファイルっぽく見せる工夫も可能 |
UX的メリット
・即書き出せる安心感:ファイル作成と同時に編集画面が開くことで、迷わず記録開始できる
・無駄な手順を省略:エクスプローラーを開いて右クリック…という手間が不要
・構造化された習慣化:毎回同じ場所・同じ形式でファイルを作ることで、情報整理がしやすくなる
応用アイデア
・ファイル名に日付や時刻を組み込む:`set “filename=%date:/=%_%time::=%_memo.txt”`
・編集アプリを変更:`notepad` → `code`(VS Code)や `notepad++` に切り替え可能
・複数ファイルを一括作成して開くことも可能
まとめ
`type nul >` は、シンプルながら非常に強力なコマンドです。
それを活かして「作成 → 編集」までを自動化することで、記録のハードルがぐっと下がり、日々の情報整理がスムーズになります。
“書きたいときに、すぐ書ける”環境こそが、UX的な納得感と安心感につながるのです。
阿久梨絵でした!
