こんにちは、阿久梨絵です!
ノートン の「完全スキャン」は、PC全体をくまなくチェックする強力な機能です。しかし、実はこのスキャンでも 届かない領域 が存在します。この記事では、その“見落としがちな盲点”を掘り下げ、より安心できるセキュリティ習慣を提案します。
完全スキャンの限界とは?
1. 起動前に動作するマルウェア(ブートキットなど)
・完全スキャンはOSが起動した後に実行されるため、起動前に潜む脅威にはアクセスできません。
・対策:スタートアップスキャンやレスキューディスクを併用することで検出可能。
2. 外部デバイスや特定フォルダ
・完全スキャンは内部ストレージ中心。USBメモリや外付けHDDなどは対象外になることがあります。
・対策:静的スキャンで個別に指定してスキャン。
3. 暗号化された領域や仮想環境
・BitLockerなどで暗号化されたドライブや、仮想マシン内のファイルはスキャン対象外になることも。
・対策:暗号化解除後のスキャン、または仮想環境内での個別スキャンが必要。
4. 一部のシステムファイルやレジストリの深部
・セキュリティ上の制限やOSの保護機能により、完全スキャンでもアクセスできない領域が存在。
・対策:スマートスキャンやスタートアップスキャンが補完的に機能。
スキャンの組み合わせで「安心の層」を作る
| スキャン種別 | 補完する領域 | 実行タイミングのおすすめ |
|---|---|---|
| スタートアップスキャン | 起動前の深部領域 | 月1回、完全スキャンとセットで |
| 静的スキャン | 外部デバイス、特定フォルダ | デバイス接続時、共有前 |
| スマートスキャン | パフォーマンスやプライバシーの問題 | 週1回、定期メンテナンスとして |
まとめ
ノートン の完全スキャンはセキュリティの基盤ですが、それだけでは“見えない脅威”に届かないこともあります。複数のスキャンを組み合わせることで、安心の層を厚くし、あなたのPCをより安全に保つことができます。
「見えない領域にこそ、真の安心がある」——そんな視点で、スキャン習慣を見直してみませんか?
阿久梨絵でした!
