こんにちは、阿久梨絵です!
「 Mac ってフォルダ構造が分かりづらい…」
「Windowsと違って、どこに何があるのか不安…」
そんな声にそっと寄り添うように、今回はMacの代表的なシステムフォルダについて、やさしく解説します。
ユーザー領域(ホームフォルダ)にある代表フォルダ
Macでは、ユーザーごとに「ホームフォルダ」が用意されており、日々の作業はこの中で行われます。以下はよく使われるフォルダたちです。
| フォルダ名 | パス例 | 主な役割 |
|---|---|---|
| Desktop | ~/Desktop | デスクトップ上のファイルを保存 |
| Documents | ~/Documents | 書類や作業ファイルの保存場所 |
| Downloads | ~/Downloads | ダウンロードしたファイルの集積地 |
| Pictures | ~/Pictures | 写真や画像の保存場所 |
| Music | ~/Music | 音楽ファイルやGarageBandのデータ |
| Movies | ~/Movies | 動画ファイルの保存場所 |
| Library | ~/Library | ユーザーごとの設定・キャッシュ・ログなど(通常は非表示) |
※ ~ は「ホームフォルダ」を意味します。
システム領域にある代表フォルダ
Macの動作を支えるシステムフォルダは、ルート階層(/)にあります。普段は触れる必要はありませんが、構造を知っておくと安心です。
| フォルダ名 | パス例 | 主な役割 |
|---|---|---|
| /System | /System | macOSのコア。OSの動作に必要なファイル群 |
| /Library | /Library | 全ユーザー共通の設定や拡張機能 |
| /Applications | /Applications | インストールされたアプリの保存場所 |
| /Users | /Users | 各ユーザーのホームフォルダが格納される |
| /private | /private | 一時ファイルやログなど、裏方の領域(通常は非表示) |
Windowsとの違いをやさしく理解
・AppDataのような役割は、Macでは主に ~/Library が担っています。
・Roaming/Local/LocalLowのような区分は明確にはなく、アプリごとに Caches や Preferences に分かれて保存されます。
・削除や整理は慎重に:特に ~/Library 配下は、アプリの設定やライセンス情報が含まれるため、削除前にバックアップを取ると安心です。
まとめ
Macのフォルダ構造は、最初は少し不思議に感じるかもしれません。
でも、それぞれのフォルダには明確な役割があり、知っておくだけでトラブル時の安心感がまったく違ってきます。
・ホームフォルダは「日々の作業場」
・/Library や /System は「裏方の舞台」
・~/Library は「あなた専用の設定倉庫」
この構造を少しずつ理解することで、Macとの距離がぐっと縮まり、「なんとなく不安」から「なんとなく安心」へと変わっていきます。
阿久梨絵でした!
