こんにちは、阿久梨絵です!
MacでZIPファイルを作って Windows で展開したとき、「.DS_Store」や「__MACOSX」など、見慣れないファイルが出てきてびっくりしたことはありませんか?
「壊れてる?ウイルス?」と不安になるかもしれませんが、実はこれ、macOSの“文化”による仕様なんです。
この記事では、その正体と安全な対処法をやさしく解説します。
謎のファイルの正体は?
① .DS_Store ってなに?
・MacのFinder(ファイル管理アプリ)がフォルダの表示設定を記録するための隠しファイルです
・Windowsでは隠しファイルとして扱われず、普通のファイルとして見えてしまうため違和感があります
② __MACOSX フォルダってなに?
・MacがZIP圧縮時に自動生成するメタデータ保存用フォルダです
・アイコンの位置やタグなど、Mac特有の情報が入っています
・Windowsでは意味がないため、展開後に削除しても問題ありません
なぜWindowsで見えるの?
Macではこれらのファイルは不可視(隠しファイル)扱いですが、
Windowsでは「隠すべき理由がない」と判断され、そのまま表示されてしまうのです。
これは異常ではなく、OS間の文化差。
つまり、「壊れている」「ウイルス」ではなく、ただの仕様です。
Macで圧縮する時の対処法
ターミナルで不要ファイルを除外して圧縮
zip -r archive.zip foldername -x “*.DS_Store” “__MACOSX”
このようにすれば、不要な隠しファイルを含めずにZIPを作成できます。
Finderで圧縮する場合は注意
・通常の右クリック→「圧縮」では、隠しファイルも含まれてしまう
・Windowsユーザーに渡す場合は、事前に不要ファイルを削除してから圧縮するのがおすすめ
まとめ
Macと Windows では、ファイルの扱い方や隠し情報の保存方法が違います。
「見慣れないファイルが出てきた」と感じたら、それは壊れているのではなく“文化の違い”かもしれません。
もしZIPファイルを誰かに渡すなら、相手のOSに合わせて圧縮方法を調整することで、
「なんか変なファイルが入ってた…」という不安を防ぐことができます。
阿久梨絵でした!
