こんにちは、阿久梨絵です!
日々使う 業務アプリ 。
なのに、なぜこんなにも「見づらい」「目が疲れる」と感じるのでしょうか。
その原因は、フォントサイズ・色使い・レイアウト構成など、UI設計の基本が軽視されていることにあります。
今回は、“疲れにくく、見やすい業務アプリ”を作るためのポイントを整理してみます。
フォントサイズと種類の見直し
小さすぎるフォントはNGです
・推奨サイズ:最低でも14px以上(できれば16px)
・文字間(字間)や行間も広めに設定することで、読みやすさが向上します
見やすいフォントの選び方
| フォント名 | 特徴 |
|---|---|
| メイリオ | Windows標準。スクリーン表示に最適化されており、読みやすい |
| Noto Sans JP | Google製。多言語対応で、クセがなく視認性が高い |
| UD新ゴ/UD角ゴ | ユニバーサルデザインフォント。公共機関でも採用される視認性重視設計 |
装飾の強いフォントや細すぎる文字は避けましょう。
業務では「読みやすさ」が最優先です。
色と背景色の最適化
コントラストが命です
・背景:白〜淡いグレーが基本。目に優しく、情報が整理されて見えます
・文字色:濃いグレー〜黒がベスト。真っ黒よりも少し柔らかい色が疲れにくいです
状態を色で伝える
| 状態 | 色の例 |
|---|---|
| エラー | 赤(#D32F2Fなど) |
| 成功 | 緑(#388E3Cなど) |
| 注意 | オレンジ(#F57C00など) |
派手すぎる色や蛍光色は避けましょう。
長時間の業務では、目に負担がかかります。
構成とレイアウトの工夫
情報の“かたまり”を意識する
・関連項目はグループ化し、余白をしっかり取る
・重要な情報は画面の上部・中央に配置する
・入力フォームは縦並びが基本。横並びは視線移動が多く、疲れやすくなります
一貫性のあるデザインを保つ
・ボタンの位置や色は画面ごとに統一
・アイコンやラベルの意味は変えない
・操作フローは“迷わせない”ことが重要です
ユーザーの“疲れ”を減らすために
・操作頻度が高い機能は目立たせる
・不要な装飾やアニメーションは排除する
・レスポンスの速さもUIの一部。遅延はストレスになります
まとめ
業務アプリ は、毎日使う“道具”です。
だからこそ、見やすく・疲れにくく・迷わない設計が求められます。
・フォントは大きめ&視認性重視
・色は落ち着いたトーンでコントラストを意識
・レイアウトは余白とグループ化で整理
・一貫性と操作性でストレスを減らす
「使いやすいUI」は、ユーザーの集中力と生産性を守る防波堤です。
ぜひ、次の業務アプリ設計や改善の参考にしてみてください。
阿久梨絵でした!
