こんにちは、阿久梨絵です!
Webで文章を書くとき、「 ですます調 」にするか「である調」にするか迷ったことはありませんか?
なんとなく丁寧にしたつもりが、逆に違和感を生むことも。
この記事では、“ですます調”を使うべき場面・避けるべき場面を構造的に整理し、納得感のある語調設計を考えます。
「ですます調」と「である調」の違い
| 語調 | 特徴 | 印象 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| ですます調 | 丁寧・柔らかい・親しみやすい | 優しい・話しかけるよう | ブログ・SNS・FAQ・初心者向け記事 |
| である調 | 断定的・論理的・硬め | 専門的・客観的 | 技術文書・論考・マニュアル・報告書 |
Webで「ですます調」を使うべき場面
| シーン | 理由 | 読者の心理 |
|---|---|---|
| 初心者向けの解説記事 | 難しい内容でも親しみやすくなる | 「読んでみよう」と思える安心感 |
| 個人ブログ・体験談 | 読者との距離感を縮められる | 共感・信頼が生まれやすい |
| FAQ・ヘルプページ | ユーザーの不安に寄り添える | 「丁寧に教えてくれる」印象 |
| SNS投稿・告知文 | カジュアルな場に馴染む | フレンドリーで違和感がない |
「ですます調」を避けたほうがいい場面
| シーン | 理由 | 読者の心理 |
|---|---|---|
| 技術仕様・マニュアル | 丁寧さより正確さが求められる | 「曖昧に感じる」可能性がある |
| 論考・批評・分析記事 | 主張の強さが必要 | 「やわらかすぎて説得力が弱い」印象に |
| 企業の公式発表・契約文書 | 信頼性・厳密性が重視される | 「カジュアルすぎる」と感じられることも |
| 構造化された一覧・定義文 | 断定的な語調の方が整理しやすい | 「情報としての納得感」が高まる |
語調は“心理的距離”を調整するツール
・「ですます調」は“寄り添う”語調
・「である調」は“伝える”語調
・読者の不安・期待・目的に合わせて語調を選ぶことで、納得感と安心感が生まれる
まとめ
Web文章における語調は、ただの文体ではなく“UX設計”の一部です。
「誰に」「何を」「どんな気持ちで」伝えるか──その文脈に合わせて、語調を意図的に選ぶことで、読者との信頼関係が深まります。
阿久梨絵でした!
