こんにちは、阿久梨絵です!
「 マウス の動きが速すぎて、狙った場所に止まらない」
「遅すぎて、画面の端まで何度も手を動かす」
──そんな“地味なストレス”を感じたことはありませんか?
今回は、マウスの「移動ピッチ(=ポインター速度)」の調整方法と、作業内容に応じた“ちょうどいい”設定の見つけ方を、UXと感情設計の視点から解説します。
「移動ピッチ」って何?──マウスを動かしたときの“カーソルの速さ”
・正式には「ポインター速度」や「マウス感度」と呼ばれる設定項目
・マウスを1cm動かしたときに、画面上のカーソルがどれだけ移動するかを決める
・Windowsでは「設定」や「コントロールパネル」から調整可能
・高機能マウスでは「DPI(Dots Per Inch)」という数値で細かく設定できる
調整方法(Windows 11の場合)
方法①:設定アプリから
1. Windows+Iで「設定」を開く
2. 「Bluetoothとデバイス」→「マウス」を選択
3. 「ポインターの速度」のスライダーを左右に動かして調整
4. 実際にマウスを動かして、違和感がないか確認
方法②:コントロールパネルから
1. スタートメニューで「コントロールパネル」を検索
2. 「ハードウェアとサウンド」→「マウス」→「ポインターオプション」
3. 「ポインターの速度」のスライダーで調整
4. 「ポインターの精度を高める」にチェックを入れると、動きに応じて速度が変化
「速すぎると誤クリック」「遅すぎると手が疲れる」──この微妙なバランスが、快適さを左右します。
用途別おすすめ設定
| 作業内容 | おすすめ速度 | 理由 |
|---|---|---|
| オフィス作業 | 中間〜やや速め | 画面移動が多く、効率重視 |
| 画像編集・CAD | やや遅め | 精密な操作が求められる |
| ゲーム(FPSなど) | DPI調整+中間速度 | エイム精度と反応速度のバランス |
| マルチモニター環境 | やや速め | 画面端までの移動距離が長いため |
| 小型マウスパッド | 速め | 手の移動量を減らすことで疲労軽減 |
まとめ
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| ポインター速度 | マウスを動かしたときのカーソルの速さ |
| DPI | 高機能マウスで設定できる精密な感度 |
| UX効果 | 誤操作の減少・疲労軽減・集中力向上 |
| 感情設計 | 「ちょうどいい速さ」が安心と信頼を生む |
マウスの設定は、ただの数字ではなく、“手の感覚に寄り添う設計”です。
その調整ひとつで、作業の快適さも、心の余裕も変わります。
阿久梨絵でした!
