こんにちは、阿久梨絵です!
アプリやWebサービスを使っていて、
「えっ、なんでこうなるの?」と戸惑ったことはありませんか?
その違和感、実は“ 驚き最小の原則 ”が守られていないからかもしれません。
この記事では、UX設計における「驚かせないこと」の大切さと、
その原則がユーザーの安心につながる理由をやさしく解説します。
驚き最小の原則とは?
Principle of Least Astonishment(PLA)
直訳すると「最も驚かせない原則」。
これは、ユーザーが予想する動作と、実際の動作が一致していることを目指す設計指針です。
たとえば
・ボタンを押したら「保存」されると思ったのに「削除」された
・スクロールしたら「次のページ」が出ると思ったのに「広告」が表示された
・「戻る」を押したら前の画面に戻ると思ったのに、ログアウトされた
こうした“予想外”は、ユーザーにとって不安や混乱のもとになります。
なぜ“驚かせない”ことが大事なの?
1.安心感につながる
予想通りに動くことで、ユーザーは「このアプリ、わかってる」と感じます。
2.学習コストが減る
驚きが少ないと、使い方を覚える負担が減り、自然に操作できるようになります。
3.ミスや離脱を防げる
「えっ!?」が続くと、ユーザーは離れてしまいます。驚きは“信頼の損失”にもつながります。
設計で意識したいポイント
| 設計要素 | 驚かせない工夫 |
|---|---|
| ボタンのラベル | 「保存」「送信」など、動作が明確な言葉にする |
| ナビゲーション | 戻る・進む・閉じるなど、一般的な動作と一致させる |
| フィードバック | 保存完了・エラーなど、結果をすぐに表示する |
| UIの配置 | よく使う操作は“見える場所”に置く |
| 状態変化 | ローディング中や非アクティブ時は明示する |
まとめ
驚き最小の原則 は、単なる技術論ではありません。
それは、ユーザーの安心と信頼を守る“やさしさの設計”です。
「なんでこうなるの?」を防ぐことで、
アプリやサービスは“使いやすい”から“信頼できる”へと進化します。
阿久梨絵でした!
