こんにちは、阿久梨絵です！
iPhone でGoogle検索をしていて、「なんか違う」「それじゃない」と感じたこと、ありませんか？
検索ワードは合ってる。
でも、出てくる結果が“自分の意図”とズレている。
それは、単なる検索精度の問題ではなく、“検索エンジンとユーザーの文脈のすれ違い”から生まれる違和感です。
今回は、iPhoneでGoogle検索をしたときに起こる「意図と違う」現象を、構造的に読み解いてみます。
なぜ“意図と違う”と感じるのか？
1. 検索エンジンが“文脈”を補完しすぎる
・Googleは、検索ワードに対して「こういう意味では？」と予測補完する
・たとえば「iPhone 改行」→「iPhoneで改行する方法」ではなく「改行できない原因」などが出る
・ユーザーの意図が「確認」なのか「解決」なのかを、検索側が勝手に決めてしまう
“親切な補完”が、“意図のすり替え”になることがある。
2. iPhoneの検索UIが“選択肢を狭める”
・Safariの検索バーは、候補や履歴が強く表示される
・検索結果ページも、広告・ナレッジパネル・動画・画像が先に並ぶ
→ 本来の検索結果が、スクロールしないと見えない
“見えているもの”が、“探しているもの”とは限らない。
3. モバイル検索は“意図の粒度”が合わない
・iPhoneでの検索は、短く・曖昧なワードになりがち
・でもGoogleは、PC並みに深い文脈を想定して補完する
→ 結果、“浅く聞いたのに深く答えられる”違和感が生まれる
“聞き方”と“答え方”の粒度がズレると、UXが不安定になる。
意図と検索結果を近づけるヒント
1. 検索ワードに“目的語”を入れる
・「iPhone 改行」ではなく「iPhone メモ 改行方法」など、具体的な文脈を加える
・「知りたい」「確認したい」「違いを知りたい」など、動詞を入れると精度が上がる
2. 検索結果の“下の方”まで見る
・上位は広告・自動生成・AI要約が多い
・3〜5位以降に“人間が書いた”記事があることが多い
3. Safariの検索候補を“無視して打ち直す”
・候補に引っ張られず、自分の言葉で検索し直すことで、意図が反映されやすくなる
“検索する”は、“自分の意図を整える”ことでもある。
まとめ
iPhone でGoogle検索をしていて、
「それじゃない」「違うものが出てくる」──その違和感は、
検索エンジンが“親切に補完した結果”、ユーザーの意図がすり替えられてしまうことから生まれます。
それは、技術の問題ではなく、
“文脈の粒度”と“表示の構造”が合っていないUXのすれ違い。
だからこそ、検索ワードを整えることは、
自分の意図を守ることでもあります。
検索は、ただの情報取得ではなく、
“自分の問いを言語化する”行為。
その問いが、ちゃんと届くように──
iPhoneという小さな窓から、少しだけ言葉を整えてみましょう。
阿久梨絵でした！
