こんにちは、阿久梨絵です!
新しいパソコンを買ったり、Adobe Readerなどの無料アプリをインストールしたとき、「 マカフィー のセキュリティソフトが勝手に入ってた!」と驚いたことはありませんか?
今回は、なぜマカフィーなどの試用版セキュリティソフトが他のアプリと一緒に配布されるのか、その背景と仕組みをやさしく解説します。
なぜ“勝手に”インストールされるの?
それは、企業間の提携による「バンドル配布」というマーケティング手法が使われているからです。
具体的には…
・PCメーカー(例:DELL、HP、Lenovo)とマカフィーが提携し、初期状態で試用版をプリインストール
・Adobe ReaderやJavaなどの無料ソフトに、オプションとしてマカフィーの試用版が同梱されている(チェックを外さないと一緒に入る)
このように、ユーザーが気づかないうちに“ついでに”インストールされる仕組みが組み込まれているのです。
なぜそんなことをするの?
セキュリティ会社の狙い
・試用期間中に気に入ってもらい、有料契約につなげたい
・インストール数を増やしてブランド認知を広げたい
PCメーカーやアプリ提供元の狙い
・バンドル契約による収益が得られる
・「セキュリティ対策済みPC」として安心感を演出できる
つまり、ユーザーの利便性と安心感を“入口”に、ビジネス的な利益が両社にあるというわけです。
ユーザー側の注意点
・不要ならインストール時にチェックを外す(Adobeなどは「オプションのオファー」に注意)
・試用期間が終わったらアンインストールするか、他のセキュリティ対策を導入する
・複数のセキュリティソフトが同時に動くと、PCが重くなったり不具合の原因に
まとめ
マカフィー などの試用版が勝手に入っているのは、ユーザーの安全を守るため…だけではありません。
その裏には、企業同士の提携とマーケティング戦略がしっかり存在しています。
でも、仕組みを知っていれば、自分に必要なもの・不要なものを見極めて選ぶことができます。
「なんか勝手に入ってた…」と感じたら、それはあなたが悪いのではなく、そういう仕組みだっただけ。
これからは、インストール時のチェックボックス、ちょっとだけ気にしてみてくださいね。
阿久梨絵でした!
