こんにちは、阿久梨絵です!
e-Gov にログインしようとしたとき、
「パスワードだけでは不十分です。Authenticator(認証アプリ)を設定してください」
というメッセージが表示されて、戸惑った方も多いのではないでしょうか。
これは、「パスワードだけでは不十分なので、追加の認証を設定してください」という意味です。
具体的には、スマートフォンの認証アプリ(Authenticator)を使った2要素認証の設定を求められています。
Authenticator(オーセンティケーター)とは?
・Google Authenticator、Microsoft Authenticator、IIJ SmartKeyなどの認証アプリのことです。
・アプリが生成する6桁のワンタイムコードを使って、ログイン時に本人確認を強化します。
・パスワード+ワンタイムコードの「2要素認証」で、セキュリティがぐっと高まります。
個人向け:e-GovでAuthenticatorを設定する手順
1. スマートフォンに認証アプリをインストール
→ Google Authenticator、Microsoft Authenticator、IIJ SmartKeyなどが対応しています。
2. e-Govにログインし、2要素認証の設定画面を開きます。
3. 表示されたQRコードを、認証アプリで読み取ります。
4. 認証アプリに6桁のコードが表示されるので、それをe-Govの画面に入力します。
5. 「この内容で送信する」を押すと、設定完了です!
法人向け:GビズIDでe-Govにログインする場合
法人や団体の場合は、GビズIDという共通認証サービスを使ってe-Govにログインできます。
GビズIDとは?
・法人・団体向けのオンライン行政手続き用アカウントです。
・「エントリー」「プライム」「メンバー」の3種類がありますが、e-Govで申請するにはプライムアカウントが必要です。
ログイン手順(法人)
1. e-Govでログインした後、ワンタイムパスワードの画面上に表示される「GビズIDアプリのご利用はこちら…」のリンクをクリックします。

2. GビズIDアプリのダウンロード画面で、スマホのカメラでiOSもしくはAndroidのQRコードを読み取ります。以下iPhone上の操作になります。

3. iPhone画面で「入手」を押します。

4. 「アプリの利用をはじめる」を押します。

5.「次へ」を押します。

6. 「次へ」を押します。

7. 「画面上のQRコードを読み取る」を選択します。

8. アカウント情報が表示されます。「はじめる」を押します。

9. ワンタイムパスワードが表示されます。

10. Web画面で、ワンタイムパスワードを入力して「この内容で送信する」を押します。

11. iPhone画面で「アプリ認証設定が完了しました」が表示されれば、設定完了です。

※注意:GビズIDアプリは、e-GovのAuthenticator設定には使えません。
認証アプリによる2要素認証は、個人アカウントでの設定です。
なぜこの設定が必要なの?
e-Govは、行政手続きのポータルサイト。
個人情報や申請データを扱うため、パスワードだけでは不十分と判断されています。
2要素認証を使うことで
・第三者による不正ログインを防ぐ
・パスワード漏洩時のリスクを減らす
・利用者本人であることを強く証明できる
というメリットがあります。
まとめ
・ e-Gov で「Authenticatorを設定してください」は、2要素認証の案内です
・個人向けは、認証アプリでワンタイムコードを設定
・法人向けは、GビズIDでログイン(別ルート)
・設定は数分で完了し、セキュリティと安心感が大きく向上します
「パスワードだけじゃ不安」
そんな時代だからこそ、Authenticator設定が“安心の入り口”になるのです。
阿久梨絵でした!
