こんにちは、阿久梨絵です!
PASMO を長期間使っていないと「失効する」という話、聞いたことはありますか?
実はPASMOは、最終利用日から10年間まったく使われないと、チャージ残高やデポジットが無効になる可能性があります。
では、スマホのアプリで残高を確認するだけでも「利用した」とみなされるのでしょうか?
本記事では、スマホでの残高確認がPASMOの有効期限にどう影響するかを解説します。
PASMOの失効ルールとは?
PASMOの公式規約によると、以下のように定められています。
・対象:カード式PASMO(記名式・無記名式)
・失効条件:最終利用日(使用・チャージ・交換など)の翌日から起算して10年間、一度も利用されない場合
・失効後の扱い:チャージ残高・デポジット(500円)ともに返金不可になる可能性あり
つまり、10年間まったく使わないと、PASMOは“無効化”されるということです。
スマホアプリでの残高確認は「利用」に含まれる?
モバイルPASMOの場合
モバイルPASMO(スマホ内で発行されたPASMO)なら、アプリを起動して残高確認するだけで“利用履歴”が残るため、失効防止になります。
カード式PASMOの場合
カード式PASMOをスマホアプリで読み取って残高確認する行為(例:iPhoneのFeliCa読み取り)は、PASMO公式には「利用」とはみなされない可能性が高いです。
つまり、失効防止の対象にはならない可能性があります。
※PASMOの「利用」とは、改札通過・チャージ・物販利用・券売機操作など、交通系ICとしての実使用が基本です。
失効を防ぐためにできること
| 方法 | 有効性 |
|---|---|
| 改札を通る | ◎(確実に利用履歴が残る) |
| コンビニで支払いに使う | ◎(電子マネー利用として記録) |
| 駅の券売機で残高表示 | ◎(操作履歴が残る) |
| スマホでモバイルPASMO残高確認 | ○(モバイルPASMOのみ有効) |
| スマホでカード式PASMO残高確認 | △(失効防止にはならない可能性あり) |
スマホで残高確認するメリット
・改札前に残高不足を防げる
・利用履歴やチャージ履歴をいつでも確認できる
・モバイルPASMOなら、残高確認だけでも失効防止になる
まとめ
スマホで PASMO の残高を確認するのは便利ですが、カード式PASMOの場合は「利用」とはみなされない可能性があるため、失効防止には不十分です。
一方、モバイルPASMOならアプリ操作だけでも有効なので、スマホでの管理がより安心です。
PASMOを長く使わない予定がある方は、年に一度でも改札を通る・チャージする・券売機で操作するなど、何らかの“実利用”をしておくことをおすすめします。
阿久梨絵でした!
