「区」が“City”扱い!? アクセス解析 の地名表記に潜むズレ

こんにちは、阿久梨絵です!
Webサイトの アクセス解析 を見ていると、「Yokohama」からのアクセスはそのまま「Yokohama」と表示されるのに、東京都23区からのアクセスは「Chiyoda City」「Shinjuku City」などと表示されることがあります。
一見すると「市」からのアクセスに見えますが、実際には“区”=Wardからのアクセスです。

なぜ“区”が“City”になるのか?

これは多くの解析ツールが、IPアドレスの位置情報を「市町村レベル=City」として一括処理しているためです。
その結果

東京都の特別区(23区) → “City”として表示(例:Chiyoda City)
横浜市の各区(中区、港北区など) → “Yokohama”のまま表示されることが多い

つまり、「区」が独立した“市”のように見えるのは、ツール側の仕様によるもので、行政区分とは一致していません

実際の行政区分との違い

表示名(解析ツール)実際の行政区分正しい分類
Chiyoda City千代田区(東京都)特別区(Ward)
Yokohama横浜市(神奈川県)市(City)
Minato City港区(東京都)特別区(Ward)
Osaka大阪市(大阪府)市(City)

注意すべきポイント

「City」と表示されても、それが“市”とは限らない
地域ターゲティングや広告配信で誤認の可能性
特別区と政令指定都市の区は扱いが異なる

対策と工夫

・レポートに補足注記:「City表示は区を含む」など
地図表示や都道府県別集計で補完
・必要ならIPロケーション精度を確認・改善

まとめ

アクセス解析 ツールの「City」表示は、行政区分とは必ずしも一致しません。特に東京都23区のような特別区が“City”扱いになるのは、ツールの仕様によるものであり、実際の地理・行政とはズレがあることを理解しておく必要があります。

データを正しく読むためには、こうした“見え方の違い”にも目を向けることが重要です。
阿久梨絵でした!

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