こんにちは、阿久梨絵です!
「日本ではどの Webブラウザ が多く使われているの?」
答えはシンプル。PCではGoogle Chrome、スマホではSafariが主流です。
でも、なぜこの2つが圧倒的なのか──今回はその理由を、ユーザー習慣・技術・UX・ブランド戦略の観点から解説します。
日本のブラウザシェア(2025年時点)
| デバイス | 1位 | 2位 | 備考 |
|---|---|---|---|
| PC | Google Chrome(約65%) | Microsoft Edge(約20%) | Firefox・Safariは少数派 |
| スマホ | Safari(約47%) | Google Chrome(約46%) | iPhoneユーザーが多いためSafariが優勢 |
| タブレット | Chrome ≒ Safari | – | Androidタブレットの普及でChromeが上昇傾向 |
出典:[2025年ブラウザシェア調査]
なぜGoogle ChromeがPCで圧倒的なのか?
1. 表示速度と安定性
Chromeはページ表示が高速で、動作が軽快。特に複数タブを開いても安定しているため、業務・学習・開発など幅広い用途で支持されています。
2. Googleサービスとの連携
Gmail、Google Drive、Google翻訳など、Googleのエコシステムとシームレスに連携できるのが強み。ブックマークや履歴もGoogleアカウントで同期可能。
3. 拡張機能の豊富さ
広告ブロック、翻訳、スクリーンショット、開発者ツールなど、拡張機能の数と質が圧倒的。自分好みにカスタマイズできる自由度が高い。
4. クロスプラットフォーム対応
Windows・Mac・Linux・Android・iOSすべてに対応。どの端末でも同じ操作感とデータ同期が可能。
なぜSafariがスマホで強いのか?
1. iPhoneの標準ブラウザ
日本はiPhoneユーザー比率が高く、Safariがデフォルトで設定されているため、意識せず使っている人が多い。
2. バッテリー効率と軽さ
SafariはApple製品に最適化されており、バッテリー消費が少ない。iOSとの連携もスムーズで、動作も軽快。
3. プライバシー保護機能
インテリジェント・トラッキング防止など、広告や追跡をブロックする機能が標準搭載。プライバシー意識の高いユーザーに支持されている。
その他のブラウザが伸びにくい理由
| ブラウザ | 伸び悩みの理由 |
|---|---|
| Microsoft Edge | 法人利用が中心。個人ユーザーには浸透しづらい |
| Firefox | 技術者向けの印象が強く、一般層にはやや難解 |
| Brave | 広告ブロックなど魅力はあるが、知名度が低い |
| Opera | 独自機能はあるが、国内では利用者が限られる |
まとめ
日本でChromeとSafariが多く使われる理由は、単なる性能だけではありません。
・ChromeはGoogleとの連携力と拡張性
・SafariはiPhone標準+省電力+プライバシー設計
・そして何より、「最初から入っているからそのまま使う」というユーザー習慣が大きな要因です。
Web制作やUX設計では、このシェア傾向を踏まえたブラウザ対応が必須。
「誰が、どこで、何を使っているか」を知ることが、信頼されるWeb体験の第一歩です。
阿久梨絵でした!
