こんにちは、阿久梨絵です!
「マナーボタンをオンにしたのに、 iPhone から音が出た」
そんな経験、ありませんか?
電車の中、会議中、寝室──“静かにしてほしい場面”で突然鳴り響く通知音。
でもそれ、故障ではなく仕様かもしれません。
この記事では、iPhoneのマナーモードの仕組みと、音が出る例外的なケースをわかりやすく解説します。
マナーモードとは?
iPhoneの側面にある「サイレントスイッチ(マナーボタン)」をオンにすると、
着信音や通知音が鳴らなくなるのが基本動作です。
・着信音 → バイブレーションに切り替わる
・通知音 → 無音になる(ただし例外あり)
・アラーム音 → 鳴る(これも例外)
つまり、マナーモードは「すべての音を消す」わけではなく、“一部の音を消す”モードなのです。
マナーモードでも音が出るケース
1. アラーム(時計アプリ)
iPhoneのアラームは、マナーモードでも鳴ります。
これは「寝ているときに起こす」など、意図的に音を出す設計だからです。
2. タイマーの終了音
時計アプリのタイマーも、マナーモードを無視して音が鳴ることがあります。
特に「レーダー」などの音を選んでいる場合は注意。
3. 緊急速報(災害・避難情報など)
地震速報や避難勧告などの緊急速報はマナーモードでも強制的に鳴ります。
これは命に関わる情報のため、Appleが例外的に設計しています。
4. 一部のアプリ内音声
動画再生やゲームなど、ユーザーが明示的に再生した音は鳴ることがあります。
たとえば、YouTubeで音量を上げて動画を再生すれば、マナーモードでも音が出ます。
5. Bluetooth接続先での音出力
AirPodsなどのBluetooth機器に接続している場合、iPhone本体は無音でも、接続先から音が出ることがあります。
これは「マナーモード=スピーカーを鳴らさない」という設計に基づいています。
まとめ
iPhone のマナーモードは、すべての音を消すわけではありません。
それは、「静かにすべき音」と「鳴らすべき音」をAppleが設計で分けているからです。
・アラームや緊急速報は“鳴るべき音”
・通知音や着信音は“消すべき音”
・アプリ内の音は“ユーザーの選択次第”
つまり、マナーモードは“沈黙”ではなく、“音の意味を選び取るモード”なのです。
静かにしたい場面では、アラームやタイマーの設定を見直すことが、真の“無音”への近道かもしれません。
阿久梨絵でした!
