こんにちは、阿久梨絵です!
セルフレジ は便利です。
並ばずに会計できて、操作もシンプル。
でも──「お釣りを取り忘れた!」というトラブル、意外と多いのです。
この記事では、セルフレジでお釣りを取り忘れたときにどうなるのか? どうすれば取り戻せるのか?を、UXと店舗設計の視点から解説します。
そもそも、どうなるの?
| 状況 | 店舗の対応 | 返金の可能性 |
|---|---|---|
| 数十秒後に自動回収 | レジ内部に一時保管 | 高い(店員に申告すれば返金される) |
| 店員が気づいて確保 | レジ横で保管 | 高い(レシート提示で確認) |
| 他人が持ち去った | 店舗側では確認困難 | 低い(防犯映像次第) |
| 時間が経過しすぎた | レジ履歴が消える | ほぼ不可 |
多くのセルフレジは、一定時間後にお釣りを自動回収する設計になっています
取り忘れに気づいたら、どうすればいい?
すぐに店舗へ連絡する
・サービスカウンターや店員に「レジ番号・時間・金額」を伝える
・レシートがあると確認がスムーズ
防犯カメラで確認されることも
・大手スーパーでは、セルフレジにカメラが設置されていることが多い
・店舗側が映像を確認してくれる場合もあるが、プライバシーの関係で閲覧は不可
他人が持ち去った場合は?
・店舗が対応できないケースが多い
・金額が大きい場合は、警察に遺失物届を出すことも可能
UX的に見た“取り忘れ”の構造
・セルフレジは「支払い → 商品袋詰め →レシート → お釣り」と動線が分散している
・注意力が分散しやすく、お釣りの取り忘れが起こりやすい設計
・一部店舗では、光や音声で「お釣りをお取りください」と警告する機能を導入
UX設計としては、「お釣り → レシート → 商品」の順が理想
取り忘れを防ぐための習慣
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 支払い後は“お釣り→レシート→商品”の順で動く | 動線を固定することで注意力を保てる |
| キャッシュレス決済を活用 | お釣りの受け取りが不要になる |
| レシートを確認する習慣をつける | 金額・レジ番号の記録が残る |
| 店舗のセルフレジ設計を観察する | お釣りの出口位置や警告音の有無を把握 |
まとめ
セルフレジ は、効率的でスマートな買い物体験を提供してくれます。
でもその裏には、注意力の分散というUX的なリスクが潜んでいます。
お釣りの取り忘れは、誰にでも起こりうる“静かなトラブル”。
だからこそ、動線の習慣化とキャッシュレスの活用が、最も確実な予防策です。
弊社では、こうした“日常の設計ミス”にも光を当てながら、安心感のあるUX設計を探っていきます。
阿久梨絵でした!
