リモート接続先が スリープ しないように整える|10分ごとに起動させる安心設計の仕組み

こんにちは、阿久梨絵です!
リモート接続で作業しているとき、接続先のPCが スリープ してしまって作業が止まる──そんな経験、ありませんか?

私自身、10分ごとにリモート先を“起こす”仕組みを作ったことで、作業の中断や再接続のストレスがぐっと減りました
この記事では、その仕組みと設計の考え方をやさしく解説します。

なぜスリープしてしまうの?

Windowsでは、一定時間操作がないと自動的にスリープする設定が標準で有効になっています。
リモート接続中でも、操作がないと“無人”と判断されてスリープに入ってしまうことがあるんです。

特にファイルサーバーやバックグラウンド処理をしているPCでは、スリープ=作業停止になるため、対策が必要です。

10分ごとに起動させる仕組みの設計

使ったツール:Windowsタスクスケジューラ

以下のような構成で整えました。

要素内容
実行間隔10分ごと(任意で変更可能)
実行内容ダミーのバッチファイルを起動(何もしない)
目的「操作があった」と認識させてスリープを防止
実行条件ユーザーがログインしていなくてもOK(設定次第)

バッチファイルの例(何もしない処理)

batファイル
@echo off
rem スリープ防止用のダミー処理

このファイルを10分ごとに実行するだけで、Windowsが「操作があった」と判断してスリープを回避できます。

実行間隔の調整|10分〜30分でどう変わる?

タスクスケジューラで「10分ごと」「30分ごと」など、実行間隔を調整できるのは便利ですが、設定によって体験が大きく変わります。

メリット・デメリット比較

実行間隔メリットデメリット
10分ごとスリープ防止効果が高い/接続が安定しやすい四角いコマンド画面が頻繁に表示されて気になることがある
30分ごと表示頻度が減る/PCの負荷がさらに軽いスリープまでの猶予が長く、一度スリープすると最大30分待つ必要がある

「四角い画面」とは、バッチファイル実行時に一瞬表示されるコマンドプロンプトの黒いウィンドウのこと。
これが頻繁に出ると、作業中の集中が途切れることもありますので以下の対策もご検討ください。
 → バッチファイルを「非表示で実行」する設定にすると、画面のちらつきを防げます
 → VBSファイル経由でバッチを呼び出す

安心して使うためのポイント

不安安心ポイント
バッチファイルって怖い実行内容は空なので、PCに負荷はかかりません
タスクスケジューラの設定が難しそうウィザード形式で、初心者でも安心して設定できます
ずっと起動していて大丈夫?CPU使用率はほぼゼロ。省電力にも配慮できます

まとめ

リモート接続先がスリープすると、作業が止まってしまう
タスクスケジューラで10分ごとにダミー処理を実行することで、スリープを防止できる
バッチファイルは空でもOK。「操作があった」と認識させることが目的
この仕組みは、“止まらない安心感”を整える設計でもある

あなたの作業空間が、あなたらしい快適さで満たされますように。
阿久梨絵でした!

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