こんにちは、阿久梨絵です!
iPhone で文章を書くとき、フォントを変えるだけで印象がガラッと変わること、ありますよね。
とくに日本語では、「かな文字」のニュアンスが文章全体の空気感を左右します。
今回は、iOSでも使える「游明朝体」と「游明朝体+36ポかな」の違いを、感情設計と構造の両面から解きほぐしてみます。
そもそも「游明朝体」って?

「游明朝体」は、字游工房が開発した現代的で読みやすい明朝体フォント。
iPhoneやMacにも標準搭載されており、本文にも見出しにも使いやすい万能型です。
・漢字とかなのバランスが良く、可読性が高い
・クセが少なく、ビジネス文書にも適している
・iOSでは「游明朝体」「游明朝体+36ポかな」の両方が選べる
「游明朝体+36ポかな」って何?
「游明朝体+36ポかな」は、大正時代の金属活字(36ポイント)をベースにしたクラシカルな“かな書体”です。
つまり、漢字は通常の游明朝体、かな部分だけが特別なデザインになっているのが特徴。
・毛筆のニュアンスを活かした、表情豊かな“かな”
・見出しやタイトルで使うと、品のあるレトロ感が出る
・かなの先端が丸みを帯びていて、柔らかく親しみやすい印象
例:「こんにちは」→
・游明朝体:すっきり、現代的
・游明朝体+36ポかな:やわらかく、クラシカル
違いをまとめると…
| 項目 | 游明朝体 | 游明朝体+36ポかな |
|---|---|---|
| かなのデザイン | 現代的・均整 | クラシカル・毛筆風 |
| 印象 | すっきり・汎用性高 | やわらか・品のある |
| 用途 | 本文・ビジネス | 見出し・感情表現 |
| 先端処理 | シャープ | 丸みあり |
iPhoneでの使い方
1. 「設定」→「フォント」→「游明朝体+36ポかな」をダウンロード
2. PagesやKeynoteなど、フォント指定可能なアプリで選択
3. 見出しやタイトルに使うと、文章の“顔”が変わる
フォントは“感情の設計図”
フォントは、ただの文字の形ではありません。
読む人の気持ちを整える“空気の設計”でもあります。
「游明朝体+36ポかな」は、そんな空気にやわらかさと品格を添えてくれる存在。
「違和感のない文章設計」に敏感な方なら、このフォントの“かなの表情”にきっと惹かれるはずです。
まとめ
「游明朝体+36ポかな」は、クラシカルな“かな”を持つ特別なフォントです。
通常の游明朝体よりも、感情や雰囲気を伝える力が強く、文章の“表情”を豊かにしてくれます。
とくに日本語では、かな文字が文章のリズムや印象を左右します。
そのかなに毛筆のニュアンスや丸みが加わることで、やわらかさ・品格・親しみやすさが生まれます。
iPhone でも使えるので、日常のメモからプレゼン資料まで、文章の印象を整えるツールとして活用可能です。
見出しに使えば、読み手の目を引きつけ、本文に使えば、読む人の気持ちをそっと整えてくれます。
阿久梨絵でした!
