こんにちは、阿久梨絵です!
拡張子「.cab」
見たことある人は少ないかもしれない。
でも、Windowsの奥底では今も静かに生きている。
CAB (Cabinet)ファイルは、Microsoftが開発した圧縮アーカイブ形式。
ZIPやRARほどメジャーではないけれど、実はWindowsのインストーラやドライバ配布などで今も使われている。
なぜ「Cabinet(キャビネット)」なのか?
名前の由来は「書類をしまうキャビネット」から。
複数のファイルをひとつにまとめて、圧縮して保管する──まさに“デジタル書類棚”。
でも、なぜ今も使われてるの?
CABファイルが今も使われる理由
・Windows Updateやドライバ配布で使われる(特に古い形式)
・インストーラの一部として組み込まれている(.msiや.exeの中)
・展開が高速・軽量で、システム用途に向いている
・Microsoftの内部ツールや古いAPIが対応している
つまり、一般ユーザーが直接触れることは少ないけど、裏では現役。
CABファイルの中身はどうなってる?
・複数のファイルをまとめて圧縮
・圧縮方式はLZX、MSZIP、Quantumなど(ZIPとは違う)
・展開には「expand.exe」や「DISM」などのコマンドが必要
GUIで開くには、7-Zipなどの対応ツールが必要。
使われている場面(2025年現在)
| 用途 | 具体例 |
|---|---|
| Windows Update | ドライバやパッチの配布形式として |
| システム復元 | OSの内部ファイル展開 |
| 古いソフトウェア | レガシーなインストーラやセットアップ |
まとめ
CAB ファイルは、表舞台からは消えた。
でも、Windowsの裏側では今も静かに仕事をしている。
「なんでまだあるの?」と思ったら、それは“変”じゃなくて“必要”だったということ。
阿久梨絵でした!
