こんにちは、阿久梨絵です！
iPhone で日本語入力しているとき、スペースキーを押すと「半角スペース」が入る…と思っていませんか？
実は、iOS13以降に搭載された「スマート全角スペース」という機能が、こっそりあなたの文章を整えてくれているんです。
スマート全角スペースとは？
「スマート全角スペース」は、入力モードに応じてスペースの種類を自動で切り替える機能です。
・日本語入力中 → 全角スペース
・英数字入力中 → 半角スペース
つまり、“空白”キーは同じでも、文脈に合わせて最適なスペースを入れてくれるんです。
例：「こんにちは 世界」→ 全角スペース
「Hello World」→ 半角スペース
この切り替え、地味だけど文章の見た目や整列に大きく影響します。
どんなときに便利？
1. メールや資料の整形
・全角スペースが入ることで、日本語の段落や箇条書きがきれいに揃う。
・特にビジネス文書では、見た目の整え方が信頼感につながります。
2. SNSやブログの読みやすさ
・日本語と英語が混ざる文章でも、自然な空白感が保たれる。
・読者の目が迷わず、ストレスなく読める設計に。
3. コーディングやパスワード入力時の誤入力防止
・英数字入力時は半角になるので、意図しない全角スペースの混入を防げる。
・これは地味にありがたいUXです。
設定方法（オン・オフ切り替え）
1. 「設定」アプリを開く
2. 「一般」→「キーボード」
3. 「スマート全角スペース」をオン／オフ
オフにすると、常に半角スペースになります。
全角スペースを手動で入れたい場合は、日本語入力モードで「空白」キーを使えばOK。
UXとしての“空白”の意味
スペースは「何もない」ようでいて、情報の区切りや感情の余白をつくる大切な要素。
スマート全角スペースは、そんな“見えない設計”を自動で整えてくれる存在です。
まとめ
・ iPhone の「スマート全角スペース」は、入力モードに応じて空白の種類を自動切り替え
・日本語入力時は全角、英数字入力時は半角
・見た目の整形・誤入力防止・UX向上に貢献
・設定でオン／オフ可能
空白は、ただの余白ではありません。
それは、文章の呼吸であり、読み手との距離感を整える“見えない設計”です。
スマート全角スペースは、その設計をこっそり支える小さな気づかい。
気づける人にだけ、文章の美しさが一段深く届くのかもしれません。
阿久梨絵でした！
