こんにちは、阿久梨絵です!
Fitbit やApple Watchなどのスマートウォッチを使っていて、ふと気になることはありませんか?
夜中にふと目に入る、腕時計の裏側から放たれる緑の光。
「これって何?」「体に悪くないの?」──そんな疑問を持ったことがある方も多いのではないでしょうか。
今回は、Fitbitの“緑の光線”が何を計測しているのか、そしてその仕組みとUX的な意味について、やさしく解説してみます。
緑の光の正体は「心拍センサー」
Fitbitの裏側から放たれる緑の光は、心拍数を測定するための光学式センサーによるものです。
この仕組みは「光電式容積脈波記録法(PPG)」と呼ばれ、
以下のような流れで心拍数を測定しています。
・緑色のLEDが皮膚に光を照射
・血液中の赤血球(ヘモグロビン)が緑の光を吸収
・吸収された光の量から、血流の変化=心拍のリズムを検出
つまり、緑の光は“血液の動き”を読み取るためのインターフェース。
なぜ「緑色」なのか?
緑色の光は、赤血球が最も吸収しやすい波長を持っています。
そのため、心拍数の変化を高精度で捉えるには、緑色が最適なのです。
また、赤色や赤外線を使う機種もありますが、
Fitbitでは「日常的な心拍測定」に最適な緑色LEDが採用されています。
体に悪くないの?
「ずっと光ってて大丈夫?」という不安もありますよね。
結論から言うと、人体への影響はほぼないとされています。
・緑色LEDは低出力で、皮膚を傷つけるほどの強度はない
・各社が同様の技術を採用しており、健康被害の報告はほぼなし
・ただし、長時間の装着による“かぶれ”や“蒸れ”には注意が必要
光そのものよりも、バンドの密着や汗の滞留が肌トラブルの原因になることが多いです。
緑の光を止めたいときは?
「夜中に光って気になる」「バッテリーを節約したい」──そんなときは、
Fitbitアプリから心拍測定機能をオフにすることで、緑の光を止めることができます。
例
Fitbitアプリ → 「デバイス設定」 → 「心拍数」 → オフ
※モデルによって操作方法が異なる場合があります。
まとめ
Fitbit の緑の光は、ただの装飾ではありません。
それは、血液の動き=命のリズムを読み取るための、静かなインターフェース。
「光が怖い」「不気味」と感じるのは、
身体に触れるテクノロジーが、まだ“感情設計”として整っていないからかもしれません。
だからこそ、
・仕組みを知ること
・意図的にオン/オフを選べること
・自分の身体との距離感を整えること
それが、テクノロジーとの“安心した付き合い方”なのかもしれません。
阿久梨絵でした!
